
にいみ復興基金
(更新日:2019年11月15日)
(更新日:2019年11月15日)
この度の新見市を中心とした局地的豪雨災害で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。また復旧・復興にご尽力されている皆様には、安全にご留意されご活躍されることをお祈りいたします。
みんなでつくる財団おかやまでは「令和元年9月豪雨災害により被害をうけた新見の復興活動・地域活性化活動に対する支援基金」として、社会変革基金「にいみ復興基金」を2019年9月10日に設置しました。
<基金の概要>
1.目的
豪雨災害の復興活動や災害により影響を受けた新見市の地域活性化に対して、新見市を中心とした県内団体等の復興・活性化活動に対する助成を行う原資として活用
2.助成の方法
公募による募集、現地状況をみて随時実施
3.寄付期間
2019年9月10日〜2020年3月31日
※延長の可能性あり
4.運営費
寄付総額のうち10%以内をにいみ復興基金の運営経費にあてる。
(クレジット決済にかかる手数料、報告書等印刷費用、事務局交通費、人件費、その他にいみ復興基金運営に関すること(不足分についてはみんつく応援基金をあてる))
5.寄付方法
@オンライン決済(クレジット決済)
CANPAN決済
https://congrant.com/project/mintuku/7540
A郵便振替
B銀行振込
C現金寄付(当財団事務所への持参など)
A〜Cについては、下記フォームより申し込みをお願いします。
申し込み後口座番号をお知らせいたします。(現金については事務所で申込み様式記入による受付もしております。)
https://forms.gle/Fz47JvgHp2xmcw4m9
<新見豪雨災害について>
新見市を中心とした、局地的豪雨の発生
2019年9月3日の夜、前線や湿った空気の影響で、中国山地では局地的に猛烈な雨が降りました。新見市の中心部では、1時間雨量が100mmを超える豪雨となり、急激な降雨による内水がはけず、新見駅付近では、浸水が発生し、西方や金谷地区では土砂災害が発生しました。
豪雨の被害について
新見の中心部を中心に土砂崩れや冠水による道路の通行止め、住宅への浸水が相次ぎ、JRは各線で運転を見合わせるなど、大きな被害が出ました。
新見市では備蓄していた土のう約2千個を家屋の浸水を防ぐため使い切りましたが、住宅の全壊や床上・床下浸水の被害が200棟以上発生しました。
学校園の被害では、床上浸水した新見保育所(同市西方)が休園、園児約200人は当面、市内の11施設で受け入れることになったほか、近くの河川の氾濫で泥水がグラウンドに流れ込んだ学校もありました。(保育所は現在では再開しております)
(西方地内、保育所近くの公園、土砂流入により使用不可)
(土砂が流入し、休園 復旧作業中の保育園 ※現在は再開済み)
交通機関では、主要道路及び中国自動車道の通行止めは解除されました。
しかし姫新線は<新見―中国勝山間>で当面運転を取りやめ、バスによる代行輸送を行うことになっており、今後の通勤や通学に影響が出ることが懸念されます。
これからの懸念
今回の豪雨について、全国ニュースでも初期には大きく報道されました。
被害が局所的だったこともあり その後の状況はあまり報道されてない状況です。
被災エリアは限定的でも、被災した地域の状況は深刻です。
市内全体での被災ではないために、市民間での意識のギャップも大きく、被災地、被災者が取り残されることが懸念されます。
- 自分や友達の家、近所の様子が変わってしまった
- 学校や地域の行事は予定通り開催されても被災者は参加できない状況もある
また、駅前商店街が浸水被害にあっており、まち全体の活力への影響も懸念されます。
過疎地域でもあり、商店の再建には都市部以上にハードルが高い状況にあります。
その一方で、新見市の大半は幸いにも被害を免れました。
新見市観光協会も、発災直後からツイッターで「新見駅前周辺の被害が大きく、現在もたくさんの方が作業されておりますが、市内の観光地は通常営業しております」と発信しています。
今回被害に遭われた方々への「復旧支援」が急がれるのはもちろんですが、いわゆる風評被害を食い止め、新見の街全体を元気づける「復興支援」も大切であると考えております。
これから秋の行楽シーズンが始まります。「豪雨があったから行けない」ではなく、「豪雨をきっかけに行ってみよう」という気持ちになってもらい、一人でも多くの方に新見市を訪れていただくことが、街や生活再建の原動力につながると考えています。
<みんつくの取組>
みんなでつくる財団おかやまでは、発災から現地状況の情報収集を行いました。9月6日には社協および行政等にヒアリングを行い、9月7日には現地を調査し、市内商店等にヒアリングを行いました。
その結果
- 災害の緊急支援については、行政や社協、ボラセンの取り組みでおおむねカバーできると考える
- 早期の対応が早めに完了し、被災地にかかわる人がすぐに減る懸念がある。
- 地域内での温度差も大きく、被災者、被災地が取り残されることが懸念される
- 駅前商店街が被災しており、町の活力への影響が懸念される
等のことをふまえ、災害の緊急支援より、中長期にわたって地域復興・活性化をささえる「地域基金」が必要であると考え、今回の社会変革基金「にいみ復興基金」の設置となりました。
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お問合せ先:公益財団法人 みんなでつくる財団おかやま
〒700-0026岡山県岡山市北区奉還町3丁目15-8奉還町第一ビル第11号
TEL 086-239-0329 FAX 086-899-6329
E-Mail info@mintuku.jp URL http://www.mintuku.jp/
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