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2009年12月10日

オバマ大統領の決意より・・・日本の決断が大事

窮屈な世の中

                  政治評論家 唐沢 忠雄

 二〇〇九年真夏の総選挙は民主党が三〇八議席、自民党が一一九議席で野党民主党が単独過半数を制し圧勝した。
有権者が狭い視野にしろ自分の意志をむき出しにして政権交代を求める行動に出たのはおそらく初めてといっていいだろう。
それだけ、世界中がせっぱつまり、これからの生活や平和や経済の成り行きに不安や焦燥を感じている証拠である。
アメリカあたりは早くも最悪の事態は切り抜けて、再生の方向に向かいはじめたが如き情報を流しはじめてはいるが、そう簡単に済む内容のものではない。

 選挙は民主党が大勝して国会は安定したと言えるが、だからといって世界経済や日本経済が安定したわけではない。
民主党は内需の拡大に基軸を置いているが、いまや内需の拡大だけで片付くものは何一つないと言ってもいいだろう。
今度の金融破綻の様相を見ていると、或日突然自分たちが護って来た物が値下がりしてしまったり、売れなくなってしまったり、買い占めされていたりということで地球上の何処に住んでいても悪魔の経済の手で掻き回されてしまう。

 気象や自然の変化なども含めわれわれの自由で干渉のない(自由奔放を意味しない)生活は何処かへ消えてなくなってしまっている。
電子機器やあらゆる技術革新によって一見便利のように見える生活の利便も裏を返せば何等かの統制と支配下に置かれ、抵抗すれば排除される仕組みになっている。

実におそろしい世の中になっている。

 しかも、そのことを云々すれば、或いは言葉に出して街の中を歩き回れば、それは不安や怖れをバラ撒くものだとして追いかけられる。もしくは目を光らせられる。
想うこと自体が制約を受けるという厄介千万なことになっている。

 勿論、それは何等かの形に現れてこなければ、権力だってどうしようもない筈であるが、しかし、過去のいろいろな事例を参考にしてみると、全くひどい話がいくらでもある。
これだけ進歩した世の中であれば最早などと決して思ってはならない、むしろ、それ故に更に更に不条理の積み重ねは巧妙で冷酷になって来ている。