MOA美術館
8/12〜9/24
TEL0557(84)2511 特別展
ヘアモード・メイクアップの300年
《装う》
日本の衣装からは、当時の武家や町人の美意識を見ることができるでしょう。
桜や菊、松竹梅といった吉祥模様が全体に散らされた振袖。
また、「御所解」あるいは「江戸解」模様と呼ばれる王朝風で華麗な小袖。
いずれも当時の女性たちを美しく演出した衣装です。
西洋のドレスは、十八世紀のロココスタイル、十九世紀のクリノリンやバッスル・スタイルなどに豪華な刺繍やレースの装飾が施されています。
ヘアスタイルとの調和が計られ、独自の形や美しさを作り上げた衣装からは、常に美しく見せたいと言う女心が伝わってくるようです。
《江戸城【大奥】の化粧道具》
徳川十三代家定夫人・敬子(天璋院)と十四代家茂夫人・和宮(静寛院)所有の化粧道具の数々がご覧いただけます。
【大奥】の生活の中で毎日の身嗜みに欠くことのできなかった鏡立てや手鏡、公家や武家などの上流階級の女性たちが行った眉化粧に必要な眉作箱など、華麗を極めた道具類から往時を偲ぶことができるでしょう。 「美しくありつづけたい」と多くの女性たちの願いがこもる「化粧」、「髪型」、「衣装」ならびに「装身具」の数々を通し、過去から現在、未来へとつづく女性たちの「美しさへの挑戦」の一端を、この機会にぜひご鑑賞ください。
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