日本財団 会長 笹川陽平 様
CANPAN 運営事務局一同 様
この度のふたりの気持ちを、1枚の写真にかえて、表現したいと、念います。
敬具
唐沢 忠雄
Tadao Karasawa
高橋 和勧
Kazuyuki Takahashi
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愛媛新聞社地方面『隠し通す愛のBIGAKU』俳優高橋和勧監督作品上映試写会 主催:まちづくり松山
「軍事力と外交交渉は同じカードの表裏である」というのが「戦争論」のグラゼヴッツの考えです。現実に海軍の存在意義は戦争だけではなく、海上の治安維持(海賊退治)・砲艦外交(ペリーや1996年の台湾へのミサイル事件)・戦争の3つを基本業務と考えます。基本業務という考え方は銀行の本来業務と似ている気がします。しかし、戦後日本はそのカードの片面を捨てました。いや明治以来外交の勝利とは非常に少ないように思います。小村寿太郎のポーツマス条約がその例です。日本は継戦能力が無いことをロシアに見透かされていましたが、ロシア国内はもっと大変でした。ロシアの大使館はどんな情報を伝えていたのでしょうか。また伝えられた情報を分析する情報局のような機関はなかったようですから情報と言うモノに対する認識が低かったようです。数年前に大本営参謀本部の情報課長だった方が「分析しても作戦に反映されることが少なかった」と発言されました。大本営には大本営の「空気」があり、それを否定して作戦を変更させることは困難だったようです。
特に大使は現在の憲法でも天皇が任命します。そこで、自分は特別な存在と錯覚するのでしょう。更に各国の大使館の紋章は「菊のご紋」です。この「菊のご紋」を廃止し日の丸にしたら大使も「国民の代表と認識し直すのでは」との意見があります。
大蔵省は名前が無くなり財務省と金融庁とに解体されました。戦前から変わらないのは外務省だけになってしまいました。そろそろ寿命ではないでしょうか。外務省の最後の仕事として米国の国債の処理を考えてはいかがでしょうか。石原慎太郎都知事がテレビで累積550兆円から600兆円になる発言していましたので、財務省や金融庁と図り外務省主導で解決したらいかがでしょうか。
私は内政面では日本の歴史から見ても「ダブルスタンダード」を最大の問題として捉えています。「信賞必罰」も高級官僚には関係ない状況です。これは戦時中の軍の官僚組織とも非常に似通っています。海軍乙事件や寺崎英成や井口・奥村両氏が二日酔いで真珠湾の宣戦布告が遅れた事実やその後彼らがおとがめ無しで出世し勲一等まで受賞された事実に憤りを感じています。同様に旧大蔵省や社会保険庁・厚生労働省(ここには仕事上のお付き合いもあり内状を少しは知っております)の無責任なありようと、正に歴史は繰り返されていますが、どのマスコミも腹を据えた対応はしていません。
同様に外交面では、北朝鮮の問題というより中国問題が大きいと感じています。米国も同様の読みだと推測します。そのため、台湾進行をさせないため米国が表面に出ず、中国に北朝鮮問題をやらせていると考えています。それとは別に国内の防衛体制の充実(MD体制の確立)が進んでいるようですが(以前の衆議院国防委員会に先輩がいたためお話を聞いていました)、シビリアンの練度に問題を感じています。
(続く)