• もっと見る
特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターのブログ
特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターが運営しているブログです。

仙台市、宮城県の市民活動やNPOの情報を中心に、中間支援組織ならではの情報をお届けします!
« 2015年10月 | Main | 2015年12月 »
<< 2015年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
「市民協働と防災を考える集い」 開催報告[2015年11月18日(Wed)]
11月13日(金曜日)18:30〜20:30
「市民協働と防災を考える集い」を開催致しました。

今年3月14日〜2015年3月18日、仙台市を舞台として国連世界防災会議が開催されました。
期間中、「市民協働と防災」テーマ館となった仙台市市民活動サポートセンターは、復興の姿や防災の取り組み、セクターを超えた多様な市民同士の連携を国内外に発信する場となりました。

仙台市は国連防災世界会議から1年後の来年3月、仙台国際センターを会場として関連イベントを開催する予定です。
このイベントに向け、「市民協働と防災」のテーマ館を運営した、防災からまちづくりを考える実行委員会は「市民協働と防災を考える集い」を開催しました。
開会全体.JPG
▲参加者は、出展団体13団体15名。その他実行委員会のメンバーを含め27名が集まった集いとなりました。

平嶋課長.JPG
▲初めに、仙台市市民局市民協働推進課の平嶋課長よりごあいさつをいただきました。
伊藤さん.JPG
▲実行委員の伊藤から当時を振り返る映像とともに出展内容や成果などの報告です。

高橋輝氏.JPG
▲仙台市まちづくり政策局防災環境都市推進室高橋課長より「仙台防災枠組2015-2030」と来年3月実施の関連イベントの概要説明をいただきました。

このイベントは、復興や防災・減災に取り組んできた市民、行政、研究機関等が集い、それぞれの事例の発表や、「仙台防災枠組2015-2030」を踏まえた防災・減災の方向性や課題について話し合い、仙台・東北から世界に、未来に貢献する防災の推進のために、今必要なことを考えるものです。

石塚直樹氏.JPG
イベント中に開催される地域団体やNPOの取組のセッションについて、せんだい・みやぎNPOセンター伊藤事務局長、広域的な復興支援の取組のセッションについて、一般社団法人みやぎ連携復興センター石塚事業部長より説明がありました。

後半は、グループに分かれて、出席いただいた皆様の情報交換。国連世界防災会議の開催前と後では、自団体や個人の活動に変化があったか、なかったか。また、採択された「仙台防災枠組」は自団体や個人にどのように生かされているのか、されていないのか。などについて、せみスタッフ、仙台市市民協働推進課の職員も交え、自由闊達にお話して頂きました。
伊藤さんW.S.JPG

参加者のみなさんからは、
「会議を通じて、多くの団体や個人と知り合うことができた」
「自団体の活動を改めて見直すことができた」
「仙台防災枠組がもう少しわかりやすいといいのに」
「多様なステークホルダーがいることが改めて定義された仙台防災枠組だと知ることができた」
となどの御意見がありました。
これらを参考に、来年の3月に開催されるイベントに反映させてまいります。
ご出席いただきました皆様、誠にありがとうございました。
そして、来年の3月に向けての力強いキックオフとなりましたこと、ご報告いたします。
担当スタッフ:田口博徳 佐藤健太朗

Posted by いとうひろこ at 15:28 | その他 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
子どものための児童館とNPOの協働事業=荒町児童館「広瀬川とサケ」=プログラム実施報告[2015年11月16日(Mon)]
子どものためのNPOと児童館の協働プロジェクトー通称 どんどこプロジェクト。当センターでは地元中間支援団体として協力をしています。

今日は荒町児童館でのプログラムです。
11月から2月まで、サケの卵が稚魚になるまでの学習、ワークショップ、サケが成長し川へと戻るまでのすごろく作り、そして地域にある広瀬川にて稚魚の放流という4回のプログラムです。

第1回目 
あいにくの雨でしたが、サケの生態のレクチャーの後、広瀬川へと歩きます。この時期、サケは産まれた川に戻ってきて産卵する。地域の普段見ている川で自然の生態をみることで環境を考える素地を作る。
雨でビショビショになりながらも、事前にサケがどのように卵を産む場所を探したり、場を作るのかを学んでいるので、川でサケを発見すると想像ができるのですね。
少し川が濁っていましたが、背びれが見えると子どもたちは大きな発見。

IMG_1091.jpg

IMG_1093.jpg

IMG_1096.jpg
IMG_1100.jpg

子どもたちの興味と発見、支える大人や地域の資源を繋ぐプログラムになるよう2月まで見守ります。
Posted by いとうひろこ at 11:35 | ●事業報告 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
【仙山線関山街道フォーラム協議会】土木遺産「作並駅転車台」見学会を実施!【まち・むすび助成金情報】[2015年11月12日(Thu)]

平成26年度選奨土木遺産に認定された「仙山線鉄道施設群」の一つとして知られる「作並駅転車台」の見学会が、抜けるような秋晴れに恵まれた2015年11月5日(木)に、錦繍の鎌倉山を望む「JR作並駅」で開催されました。

「新聞の告知で開催を知り、急遽会社を休んで参加した」という鉄道ファンを含む約20名の老若男女が作並駅に集合し、「紅葉がきれい」「日差しが暖かくて良かった」などと和やかに談笑が交わされる中、「関山街道フォーラム協議会 鉄の道部会」の加藤栄一さんから開会のご挨拶を頂きました。

01.JPG

一通りの説明を受けた後、参加者は車に分乗して転車台まで移動することになったのですが、国道48号線を山形方面へと少し進み、地元の方々が使用される生活道路を上ったところで下車。5分ほど砂利道を歩くと、なぜか眼下に作並駅が見えてきます。その理由は簡単で、転車台は集合場所の作並駅から線路を挟んで向かい側にあったのですが、横断することができないため、ぐるっと回り道をしたという訳です。

02.JPG

細い私道を抜けると、開けた場所に保安柵に囲まれた転車台と、転車台を掘り起こした際の残土を盛土し、防水シートで覆って作られたという見学台が見えてきます。どちらもJR東日本のご好意により制作されたものだそうです。その見学台に参加者全員が上ったところで、再び加藤さんが登場し、本日のメインイベントである「転車台についての解説」が始まりました。

03.JPG

歴史に詳しい方はご存知かと思いますが、作並駅は「交流電化発祥の地」として、日本の鉄道史にその名を刻んでいます。

抄出しますと、『1892年(明治25年)に開発が始まった仙山線は、標高35mの仙台駅から標高130mの山形駅までを結び、その途中、標高450mの面白山高原駅、標高230mの国見駅を経る』ことから、文字通り「山あり谷あり」の路線と言えます。

開通当初の蒸気機関車は、仙台〜作並、山寺〜山形と、各区間ごとなら走ることはできましたが、作並〜山寺の区間となると、全長5361mの仙山トンネルを通り抜ける力が足りなかったため、電気機関車が必要となったそうです。この電気機関車が導入されるまで、仙台から来た蒸気機関車をターンさせるために用いられたのが、この作並駅の転車台ということになります。

ちなみに、この転車台は電気で動いていたそうですが、停電した時には、国鉄社員の皆さんが人力で回したそうで、直径10mはあろうかという転車台の上に、鉄の塊である蒸気機関車を載せた重さは想像を絶するものがあります。

04.JPG

話を交流電化に戻しますと、当時の電気は「直流」でしたが、これをそのまま電気機関車に使用した場合、一定区間に変電所を建設する必要性や、膨大な送電ロスなどの問題があり、長距離走行を想定すると、コスト面で現実的ではなかったため、エネルギー効率が良く、設備も大きくなり過ぎない「交流」の開発が進みました。

その結果、1955年(昭和30年)に日本で初めて交流電源を用いた鉄道走行が作並〜山寺間で行われました。ここで得られたデータを元に、日本各地の鉄道でも交流電化が進み、新幹線を開発する際にも重要な役割を果たしたことから、世界に誇る日本の鉄道技術の基礎は「実は作並の地で作られた」というお話を、加藤さんと当時の技術者の方からも頂きましたが、その説明が終わるや否や、参加者から次々と質問が投げかけられ、熱い鉄道談義に花が咲きました。

05.JPG

最後に加藤さんから「作並駅の転車台周辺に、利府にある交流電化の試験車両を運び、資料館も敷設して、作並地区の活性化に協力したい」との抱負が語られ、継いで、関山街道フォーラム協議会の澤村さんからは、「ちょっとしたアイデアでも構わないので、作並地区の活性化につながるようなことを思いついたら書いて下さい」と、参加者全員にA4サイズの企画書が配られました。市民の声を集めながらの地域づくりを目指す関山街道フォーラム協議会の熱意が伝わります。

ところで、私達が見学台にいた約1時間半の間、ホームの端に立って転車台への道を探す女性や、転車台の噂を聞いて駅周辺を散策しているという旅行者などの姿を見かけましたので、跨線橋や案内板があればいいなと考えておりましたが、跨線橋や踏切はJRの一存で作れるものではなく、仙台市の許可が必要になるとのことでした。また、その仙台市を動かす為には、「市民からの要望」も不可欠とのことでしたので、「市民の声を如何に纏め伝えるか」ということも、中間支援に該当するのではないかと考えさせられました。

06.JPG

ご覧の通り、現在は野ざらしの転車台に錆が見られます。折角の土木遺産が朽ちてしまわないように、この記事をご覧になっている皆様におかれましても、一人ひとりができることを考え、できる範囲の行動をして頂きたいと心から願います。




折しも、政府が訪日観光客2000万人の目標を掲げました。東北全域でも観光地の整備は喫緊の課題かと思いますが、それに先立って、作並地区周辺を、景観以上に「歴史・文化・技術」を知的に楽しめる地域とするためには、『古学都・広瀬区』などのテーマを掲げ、広域連携して取り組むことが重要ではないかと考えます。

仙台と山形を繋ぐ関山街道の歴史や文化の保存にも取り組まれる関山街道フォーラム協議会ですが、今回の取材を通じて、プロジェクトの遂行には行政、企業、学校の協力が不可欠であり、その連携を促すためにも、私達NPOや市民の声も不可欠であることを学びました。

「誰かがやってくれる」「行政や企業がやってくれる」ではなく「私達はこの部分に協力する」と言えるような社会、自発的に動きたい人が動ける社会を作るため、当センターでもスタッフ一丸となり、日々の業務に反映させたいと思います。
※古学び(いにしえ‐まなび)…古代の事跡や古道を研究すること。古学 (こがく) 。
(文責:大町事務局 高荷)

「東北ろうきん復興支援助成金制度」のご案内(締切11/20)[2015年11月10日(Tue)]

2015年度 「東北ろうきん復興支援助成金制度」のご案内です。

締切が迫ってきているので、お忘れのことなどないよう、再度ご連絡です。


●助成団体数および助成金額:
  総額300万円(30万円/団体、10団体への助成を予定)

●応募期間:
  2015年10月1日〜11月20日(金)!

●助成金決定通知:
  2015年12月下旬

●助成金交付:
  2016年1月(予定)

●詳細:
  http://www.tohoku-rokin.or.jp/whats_new/detail.html?id=415
  (東北ろうきんさんのウェブサイトにとびます。)

●応募・お問い合わせ:
  東北労働金庫営業推進部 復興支援助成金制度事務局
  担当 菅家(カンケ)様
  TEL 022-723-1118 FAX 022-215-3169


締切まであと10日、まだまだ間に合います。
ぜひ応募を検討されてみてはいかがでしょうか。

インターンシップ中間報告会のご案内(11月28日開催)[2015年11月04日(Wed)]

今年で4年目となりました、住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラム −インターンシップ奨励プログラム- ですが、7月にスタートしてはやくも折り返し地点を迎えております。

そこで、これまでの活動をふりかえり、残りのインターンシップをさらに有意義なものにするべく報告会を催します。

今回より広くどなたにもご参加いただけることとなりましたので、インターンシップに興味のある方はぜひご参加ください。

日 時: 2015年11月28日(土) 13時半〜16時半

会 場: 市内中心部(お申し込み後にお伝えします。)

参加費: 無料

内 容: インターン活動報告、運営者・受入れ団体からのメッセージなど

なお、会場お席に限りがございますので、参加ご希望の方は以下の要領で事前にお申込みいただけますようお願い致します。

1.お名前
2.ご所属
3.本インターンシッププログラムをお知りになった理由
   (例:新聞記事を読んで、先輩が参加していたから、など)
4.緊急連絡先(携帯メールもしくは携帯番号)

以上4点を、メールもしくはファクスでお申しこみください。

メール:minmin☆minmin.org (☆をアットマークに変えて)
ファクス:022-264-1209

ご質問などございましたら、担当の小川、もしくはインターン許(きょ)さんまでご連絡くださいひらめき


最新コメント
月別アーカイブ