
【まち・むすび助成金】第2期公開審査会を開催しました【2015年12月13日】[2016年01月27日(Wed)]
「みんみんpresents まち・むすび助成金」の第2期助成団体を決定する公開審査会が、師走も半ばを迎えた 2015年12月13日(日)13:00 〜 16:30 に、仙台市市民活動サポートセンター 6F セミナーホールにて開催されました。
開会の挨拶の後、第1期助成団体である以下5団体に活動紹介を行って頂きました。
関山街道フォーラム協議会(事業名:探訪会・作並駅回転台見学会他)
多賀城市高橋東二区町内会 (事業名:認知症予防健康麻雀)
Anego (事業名:東北レインボーSUMMER他)
mon-stella (事業名:1日で弾ける!楽器講座)
みやぎ夢燈花 (事業名:みやぎ夢燈花2015)
進行の都合上、1分間という大変短い団体紹介となってしまいましたが、各団体ともに「活動内容」と「本助成の効果」を端的にまとめられ、「この9ヶ月の活動の成果が現れている」と審査員にも好評でした。一方、当日参加できなかった団体の皆様につきましては、事前に頂いたメッセージを次第書に別添しております。
続いて、審査員として以下の5名の方をご紹介させて頂きました。
天野美紀(仙台市教育局 生涯学習課)
大泉大介(河北新報社 デジタル推進室)
大滝精一(東北大学大学院経済学研究科教授 経営政策担当/当センター代表理事)
大野加南恵(東北学院大学 工学部 電子工学科)
金子昭夫(多賀城市高橋東一区 区長)
※五十音順・敬称略
いよいよ公開プレゼンテーションの始まりです。
今回は書類審査を通過した以下の11団体の皆様に発表して頂きました。
気仙沼ゲストハウス架け橋
IT同好会・フレッシュパール会
みやぎ高次脳機能障害友の会 岩沼
にこまむフィットネス
七ヶ浜ぼっけ倶楽部七友会
関山街道フォーラム協議会
七夕の仕掛けモノを作ろうプロジェクト
富沢・長町地区おやじの会地域ネットワーク推進委員会
特定非営利活動法人麦の会
一般社団法人梅部
ぼ〜だれすアートくらぶ BACせんだい
昨年と同様に「持ち時間の5分間で何をアピールできるか」が問われるプレゼンとなりますが、今回も熱意の籠もった口述に留まらず、パワーポイントを駆使したプレゼンでは、審査員全員が真剣に聞き入る場面もあり、寸劇や綱引きの実演に至っては、会場全体が盛り上がる一幕までと、時間を感じさせない充実した公開プレゼンとなりました。
5分間のプレゼン後は、5分間の質疑応答となります。
審査員からの鋭い質問や的確なアドバイスが飛び交います。
全11団体のプレゼン終了を受けて、審査委員長の大滝理事から、「事前に読んでいた申請書よりも、プレゼンでの話はずっと良かった。採択後は、本助成をきっかけにして協働の輪を広げ、次のステップに進むような活動を続けて下さい。そのためにも、10万円で何が達成できるかという『具体的な目標と成果』を意識すると共に、『振り返り』を行って『何ができて何ができなかったか』を整理することが重要です。また、単独ではできることが限られるので、パートナーや応援団を作るような活動も心がけて下さい」と総評を頂きました。
前回に引き続き、今回の公開審査会でも、会場後方に募金箱を用意し、各団体への寄付を募っておりましたが、「あそこの団体は大変そうだから募金していこう!」と団体から団体へと寄付する姿も見え、本助成の目指す「小さな協働」に「互助のつながり」が加わり、一層力強い「協創」の芽生えを予感させました。
また、公開審査会終了後の交流会では、始めて顔を合わせた団体同士が意気投合して、「更なる協働」の約束を取り付けるという意外な交流もあったようです。
そのような中、階下の研修室4では、審査員による厳正な審査が行われていました。
昨年に引き続いて審査員をお願いした大野さんと金子さんからは、「協働」という本助成の趣旨についての鋭いご指摘が相次ぎました。
また、河北新報社の大泉さんからは「これだけの団体が熱く活動していることを、ウチの社は知っているだろうか」と意外な本音が飛び出し、継いで、仙台市職員の天野さんの「事前に読んでいた申請書と、プレゼンでは印象が全く異なる」という意見に、当センターの大滝理事からも同意の声が挙がりました。
白熱の審査を経た満場一致の結論は、「『まち・むすび助成金』は、金も出すが口も出す助成金である。それを踏まえ、一部の団体には減額をした上で、全団体を採択する」とされ、減額された団体も、満額採択の団体も、当センターの伴走型支援と共に事業を実施する運びとなりました。
2016年は、第1期と第2期を合わせた21団体との伴走型支援が始まります。どうぞご期待下さい。(文責:大町事務局 高荷)