「社会イノベーター公志園」のご報告[2010年08月24日(Tue)]
8月21日、河北新報社ホールにて、
「社会イノベーター公志園 東北大会」を開催しました。
社会や地域が抱える問題に取り組んでいるNPO、民間企業
の経営者が、企業関係者、NPO関係者、大学の関係者など、
約120人の前でプレゼンテーションを実施するこのプロジェクト。
「東北大会」と書いてあることからもお気づきかと思いますが、
全国規模で、しかも武田薬品の長谷川社長など著名な方々
を巻き込んで実施する、大掛かりなプロジェクトです。
東北、関東、関西、九州の各地方大会から選ばれた挑戦者
たちが、ビジョンや事業計画を磨く研修会に参加し、来年開催
される全国大会に進出。
全国大会で選ばれると、さらに大手企業などによる経営支援
を受けることができます。
しかし、このプロジェクトの目的は、優勝者を決めることでは
ありません。
数々のカベにぶつかりながら、その志を実現しようと奮闘する
社会イノベーターたちと、さまざまな人たちが接することで、共
感や応援のネットワークが広がることにこそ、その価値がある
のです。
ですから、地方大会でも、単に社会イノベーターのプレゼンテ
ーションを聞くのではなく、会場全員が主体的に地域や社会
の問題を考え、そういった問題にリスクをとって挑んでいる社
会イノベーターたちを応援するきっかけ、場をつくることに重点
を置いたプログラムにしました。
さて、前置きが長くなりましたが、写真を中心に、当日の模様
をお伝えします。
<オープニング>
まずは「これから、何かが始まる」と予感させるようなオープ
ニング映像。
宮城大学事業構想学部からインターンに来ている志賀さん、
高橋さんが頑張ってつくってくれました。
<社会イノベーター公志園の趣旨>
せんだい・みやぎNPOセンターの代表理事でもある、
東北大学大学院経済学研究科の大滝教授が、社会イノベー
ターとは何か、現代社会にとってなぜ社会イノベーター公志園
が必要か、語ってくださいました。
<東北と社会の未来を考えるワークショップ>
参加者に、場の一員として主体的に参加していただくための
仕掛けとして、参加者全員が「自分自身が考える社会の問題」
と「その解決のアイデア」を考え、各テーブルで共有しました。
120人が一斉にディスカッションする光景は、なかなかすごかっ
たですよ。
<挑戦者によるプレゼンテーション>
会場が温まったところで、いよいよ社会イノベーターたちによる
プレゼンテーション。
7人の方が10分のプレゼンテーションを行ない、パートナーの
方がコメントした上で、
会場の代表者による応援メッセージが発表されました。
株式会社明天 貝沼 航さん(パートナー岩崎大樹さん)
〜「若者」「伝統工芸」「NPO」を軸に、
会津を中心とした地域づくりをコーディネート〜
特定非営利活動法人アマニ・ヤ・アフリカ
石原 邦子さん(パートナー福井大輔さん)
〜ケニアへの旅行をきっかけに、
アフリカへの支援活動に取り組む〜
「社会イノベーター公志園」のご報告 その2
「社会イノベーター公志園」のご報告 その3
当センター代表理事 加藤哲夫も書いています。
「公志園全国大会出場者決定!」