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特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターのブログ
特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターが運営しているブログです。

仙台市、宮城県の市民活動やNPOの情報を中心に、中間支援組織ならではの情報をお届けします!
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「地域の支援はどうあるべきか?」代表理事:加藤哲夫[2010年08月03日(Tue)]

「地域の支援はどうあるべきか?」              
                        加藤哲夫
                  


暑いですねえ。
暑い暑いと嘆いている内に、仙台七夕がやってきます。
七夕になると、当センターのスタッフとインターン生や
せんだいCARESの実行委員の皆さんは、汗だくにな
りながら、七夕飾りの前で写真を撮る方のシャッター
代行サービスをして、せんだいCARESの募金活動を
行います。

何しろ暑いさなかです。全身汗びっしょりになりますが、
たくさんのお客様の笑顔を見ると、満足感も得られますし、
何より、3日間で10万円を越す資金を確保できるのは
大きな成果です。

NPOは、いつも資金がない、人手がないと嘆くことが
多いのですが、身近な人たちに協力をいただいたり、
募金活動を行ったり、頑張り方によってはそれなりの
資金が確保できるものなのです。そのとき大事なのが、
いろいろな人たちとのネットワークや普段のお付き合
いでしょうか。

地方都市で、あまり支援センターの機能も力強くない
という地域では、個々の活動の頑張りだけがあっても、
さまざまな活動を地域に広げていくには力不足のこと
が多いと思います。そこをどうしていったらいいか、
いつも考えていたのですが、ちょうど機会があったので、
大分県でこんなことを試みてみました。

きっかけは、一人のあるNPOの代表の方が、昨年の
夏に長崎で行われたセミナーで私の講演を聴いたこと
でした。その方はぜひ私を大分に呼びたい、仲間の皆
に話を聞かせたいと思われたそうです。相談された私
は、12月に講演に行きました。その方の頑張りで、百
人以上の方々が参加されました。一人の人の熱意が
多くの方を動かしたのでしょうね。私の話が初めてとい
う方が大部分でした。この講座は、県の資金で開催さ
れたのですが、参加された皆さんがもっと勉強したい
というので、連続講座を提案しました。しかも、今度は、
行政の資金に頼らず、参加する人が参加費を払うこと
が大事だと申し上げました。
以来半年、打ち合わせが続き、とうとう4月には参加者
募集が始まりました。
 http://www.fureaiigo-net.com/oita/kouza-annai.pdf

事業のタイトルは、「学びの協働隊」。そうです。
参加される方は1年間、学びの協働隊に入隊するの
ですね。参加費は、4回分で18000円。決して安くな
い講座に、30人もの方々が参加されました。代表の
方は、県内各地の見ず知らずの団体にも出かけて声
がけをされ、お会いして趣旨を説明してきたそうです。
高いお金を払ってでも参加したいという人を見つけ、
説得するには情熱がいります。しかし、本気の人たち
が集まることのメリットは計り知れません。事前課題も
「注文が多い講座だねえ」などと言われながらも、
皆さんしっかりやってこられます。

5月には、オリエンテーション講座が開催されました。
私は参加していません。しかし、連続講座の事実上の
一回目なので、いろいろとお願いをしておきました。

まず、小さなグループに分かれてもらい、参加者同士
の情報交換をして、6月の第一回の講座までに、相手
の団体の何らかのイベントやセミナーに必ず参加して
くることをお願いしました。また、団体情報の開示を進
めることもテーマにしていましたので、NPO情報ライブ
ラリーの情報提供フォームに書き込んでくることなども
指示しました。
 http://www.minmin.org/npo_library
 http://www.minmin.org/file/library_teikyo_form.doc


いよいよ6月の第一回と第二回の講座です。
初日の最初は、この1ヶ月に他の団体のイベントやセミ
ナーに参加して学んだことをリストアップして、グループ
でシェアすることです。普段からお付き合いがあるわけ
ではない団体の方同士が、互いに他の団体の企画に
参加することで、実にいろいろな学びがあるものです。
受付、準備、企画力、組織力、さまざまなものが見えて
きます。それを自分の団体だったら?と考えて活かすこ
とが肝心ですね。特に、自分たちができていて、相手の
団体ができていないことしばしばよく見えますが、自分
たちができていないことは注意深く観察しないと見えな
いことが多いという話をしました。こんな風に互いを良く
知ることが、地域ネットワークにつながっていきます。

それからマネジメントの基本と団体基本情報の開示と
情報発信の重要性についてレクチャーとワークを行い、
二日目は、日本財団CANPANセンターの協力を得て、
団体情報のデータベース登録とブログ開設を行いました。
中には既にいくつもブログを駆使して発信している方も
いらっしゃいましたが、大部分は初心者でした。
でも、ほぼ一日がかりで団体情報もブログも完成しまし
た。なんと、一気に十数団体のデータベース登録と二十
数個のブログが開設されたのです。

中には、こういうことが得意な若い人もいますから、
その後のフォローをお願いしてきました。そして、簡易な
ポータルサイトとして、学びの協働隊のブログの開設を
提案し、実際に開設していただきました。↓
 https://blog.canpan.info/manabitai-oita/

ご覧いただくとわかりますが、みんみんポータルのミニ
版ですね。参加団体のデータベースがあり、それらの
団体と個人のブログによる発信情報がRSSでトップに
配信される。そして、ネットワークに関連する情報の記
事が投稿される。別途、講座受講者のメーリングリスト
があり、わからないことを教えあったり、ミニブログ講座
が開かれたりと、支援センター顔負けの活動が、相互
支援として展開されています。普段一緒に行動すること
はない団体のメンバー同士が、ブログ制作の技術や広
報について互いに助け合い学びあうことで、団体の活動
は確実にレベルアップいたします。

私のブログも配信されるので、書く方も意欲が湧きますね。
 https://blog.canpan.info/katatsumuri/

何より、参加された皆さんが、自分たちの活動を世の中
にどうやって伝えていくのか?を真剣に考え それを
個々に孤立して行うのではなく、積極的に情報開示を進
める団体同士が集まって、世の中にアピールしていくとい
う気持ちになっているということ、それが大きな成果ですね。

次回は10月です。それまでに団体の事業戦略の見直し
を課題にしておきました。つながりながら情報を開示し、
そして活動情報をアピールしていく中で、今度は、効果的
な活動方針を立てる方法を身につけます。一年後が楽し
みです。


地域でのNPO支援は、行政がセンターを設置して終わり、
あとはなかなか施設の利用が進まないというところが多
いようです。施設を中心に考えるのではなく、地域の団体
が共通のプラットフォームを利用することで、世の中にアピ
ールし、信頼を構築していく、そんな支援が求められてい
ます。それは、支援というより、相互支援のネットワークづ
くりなのです。

その場合、団体情報データベースによる信頼性の確保と、
ブログによる情報発信のセットというのは、大きな武器に
なりますね。改めて確信しました。


以上
この記事のURL
https://blog.canpan.info/minmin/archive/369
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