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特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターのブログ
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仙台市、宮城県の市民活動やNPOの情報を中心に、中間支援組織ならではの情報をお届けします!
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【オピニオン】「異動の季節と転校生」代表理事:加藤哲夫[2010年04月06日(Tue)]

「異動の季節と転校生」
                   代表理事 加藤哲夫


なんと小学校を5回も転校している、加藤です。

4月になる直前、3月の年度末は各地の自治体の担当
者から異動のお知らせをいただく季節でもありますね。
私のところも、さまざまな自治体担当者からご挨拶をい
ただきました。

上司の理解がなかなか得られないとか、予定した通り
に提言書ができないとか、苦労を共にしながら仕事を進
めてきているうちに、担当者とこちらの間には、ある種の
同志的な気持ちが芽生えてきたりするものです。

2年目も終わりの頃になると、次年度はこうやって行こう
と打ち合わせも綿密に行い、準備万端怠り無し、
さあ・・・というときに、「すみません。異動になりました・・」
というお知らせが届くのです。
思わず「あ〜あ!また一からやりなおしかぁ・・・」という
落胆の声がもれることもありますね。

「せっかく話が通じるようになったのに、異動してしまい、
また一からやりなおしなのね。なんとかならないの!」と
いうお怒りの声を、行政とNPOの懇談会などで必ずおっ
しゃる方が後を絶たないことからも、多くの方が思ってい
ることだとわかります。


ちなみに、私の父親は、某県の土木事務所の職員とし
て採用され、各地を転々と転勤いたしました。小学校に
入って半年、友達も出来るかどうかという時に遠隔地に
転勤になったのを皮切りに、結局小学校を5つ転校しま
した。
父親は辞令が出たら一週間後には任地で出勤していな
ければならないのですから、家族は大変です。ようやく
中学校に入ったら、また父親は転勤で、とうとう単身赴
任をしていました。おかげで、あまり濃い人間関係が苦
手なタイプになり、逆にあまり人見知りしない、新しい人
間関係が怖くないという性格になったのではないか、と
思います。NPOのリーダーに結構、転校生が多いという
未確認情報もありますね。

銀行や警察官なども異動の激しい職場ですね。
不正や癒着を防ぐという意味もあり、異動があたりまえ
の世界です。また、昇進させるためには別の部署に異
動させるという慣行もあり、行政では異動は避けること
ができないものです。


さてさて、担当者の異動が不可避であるとすると、いた
ずらに嘆くばかりではなく、新しい担当者に挨拶し、引
き継ぐべきことを確認し、新しい方ともできるだけ友好
的で生産的で透明性のある関係を築くことが大事です
ね。

「友好的で生産的で透明性のある関係」とは、
「癒着的で非生産的で不透明な関係」の逆です。
仲良くなるのではなく、互いに敬意を払いつつ、きちん
とした相互チェック関係の上て、協働関係を構築するこ
とだと思います。


ところで、先日から、みやぎNPO情報ライブラリーの担
当者の小川が、ライブラリーに登録いただいている団体
さんで、情報が最新のものになっていない団体さん宛に、
「情報更新」のご案内をお送りしています。
すると、「なんで登録をしなければならないの?」とか
「聞いていないわよ!」とか言うお言葉を頂戴することも
しばしばのようです。

実は、NPOの場合、行政以上に担当者が替わる。
あるいはいなくなることが多くはありませんか?

財団や自治体の方たちから、いつも指摘されるのは、
去年いた人が今年はいないとか、代表以外の人に話をし
ても、いつもわからないと言われるとか、連絡が長期間と
れないことがしばしば起きるということです。

アレレ? これって、NPOの人がいつも行政の人に向か
って、「担当者が替わってばかりいて困る、なんとかなら
ないの!」「話が通じないわよ!」と言っていることと、
まったく同じではありませんか。


そうなんです。
NPOは、たいていは、雇用されている人の集まりでは
なく、ボランタリーに集まった人たちの輪のようなもの
ですから、行政のような意図的な異動は少ないのです
が、意図せざる異動、つまり担当者がいなくなってしま
うことはしばしば起きます。
また、仕事が属人的で、かつ一堂に会する機会が少な
い活動形態から、業務情報の共有や報連相などがほと
んど行われていないことも良くあります。担当者が精神
的に動けなくなっても、誰もフォローできる体制になって
いないこともありますね。

その結果、大きな資金を提供したのに音信が途切れて
ハラハラさせられた、担当者が替わったら話か通じなく
なり信頼できないなど、さまざまな不安と不信をNPOに
もたらします。

行政に向かって
「担当者が替わってばかりいて困る、なんとかならない
の!」「話が通じないわよ!」などと言っている場合で
はないのです!!


そんなことを言ったってボランティアでやっていることだ
から、と思っていませんか? 
ボランティアだから許されるはず、良いことをしているの
だから理解して欲しいと思っているとしたら間違いです。
組織として信頼されるかどうかは、ボランティアであるか
どうかに関係ありません。約束を守る。担当者が替わっ
ても業務が引き継がれている。そういうあたりまえを日
々実践することです。

解決策はそんなに難しくありません。
まず、毎年、業務分担の一覧表を作成し、活動メンバー
全体に共有しておくことです。同時にその表には、担当
者が報告しなければならない相手(企業なら上司)を必
ず決めておくことです。こうしておくだけで情報がとりあえ
ず動きます。

次に、活動メンバーが少数の場合は、メーリングリスト
を活用しましょう。メーリングリストは、無料で簡単に作
成することができますから、複数のメーリングリストを使
い分けることもできますが、最初は1つでいいのです。

活動メンバーは、それぞれ分担した業務の進行を日々
このメーリングリストにリポートします。NPOの活動は、
直接他のメンバーに見えるとは限りません。だから日
報や週報を共有することで、他のメンバーが今何をし
て何に悩んでいるかわかるようにしておくことが肝要
です。このとき上司は、流れた日報や週報を確認し、
適切なコメントを入れたり電話をかけたりして、担当者
の業務の遂行を援助します。

リーダーやチーフなど上司にあたる人の仕事は、その
人を援助して、業務の目標の達成を図ることです。
NPOが成長するかどうかは、他の人を援助して仕事
を進めさせることができるかどうかにかかっています。


ではでは、ライブラリー登録更新をよろしくおねがいし
ますね。

登録のメリットは
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以上
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