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2021年07月25日

研修でプレゼンしました


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東京都自閉症協会の方と二人でプレゼンをしました。
研修名:障害者雇用専門研修(発達障害の就労支援)
日時:2021年6月25日(金)13:10〜15:10
発表時間:13:40〜14:10
場所:労働大学校(厚生労働省所管。埼玉県和光市)
労働大学校の会議室からオンラインでリアルタイムにプレゼンを配信しました。全国の労働局の管理職員31名の方が聴講されました。
今回も講義の後で、次の3項目の質問が多かったです:
・本人への障害受容の求め方
・受診の勧め方
・効果的な支援方法
今回はじめて、こちらから受講生の方々に質問してみました。
1.来談者(ご本人)に障害受容を求めたくなるのはどんなときか?
2.ご本人に受診を勧めたくなるのはどんなときか?
3.効果的な支援方法を知りたいと思うのは、どんなときか?
限られた時間で受講生の方から頂いた言葉から私が感じたのは;
1.支援側がご本人との関りで困難を感じて困ってしまうとき、ご本人に障害受容を求めたくなる。
2.この困難は、目の前の人が発達障害だからではないか、と考えてしまうとき、ご本人に受診を勧めたくなる。
3.関りに困難を感じるのは、自分の支援スキルが不足しているせいだと反省してしまうとき、効果的な支援方法を知りたいと思う。

そして、このような困難は一部の来談者に対して感じ、ほとんどの来談者(発達障害者も含めて)とは関わることができている。
その一部の来談者には、共通する特徴(苦情を言う、感情的態度、自己中心的言動、など)がある、ように私は感じました。これらの特徴=発達障害、ではないことを改めて伝えたいです。
加えて、相談支援側の1〜3は、もっともなことだ思います。
私の回答は、
1.障害受容を求めたくなる気持ちが自分にあることを受け止めつつ、来談者の変容を期待しない。
2.受診を勧めたくなる気持ちが自分にあることを受け止めつつ、受診のメリットを来談者にわかりやすく説明できるのであれば、説明する。受診に至るかどうかは、説明の後の来談者の判断による。
3.発達障害向けの一般に効果的な支援方法はない。発達障害に関わらず、相手を理解して相手から学ぶ姿勢がポイント。発達障害の特徴は、得意と不得意の差が大きいこと、得意・不得意は個人差が大きいこと。そのため支援は個別支援が基本。
posted by kuniko_sakamoto at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | プレゼン

2021年07月16日

映画『僕が跳びはねる理由』


原作は、東田直樹さんが13歳のときに書いた『自閉症の僕が跳びはねる理由』(2007年出版)。
原作の詩的な体感世界を、美しい映像で描いています。

予告編を観た感想:陽の光は、キラキラ光る小さい粒々で、その粒が体の表面に降り注ぐ感覚、はとてもよくわかります。
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上映会:東京 7/15(木)〜7/31(土)
CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)

映画の公式サイト

イギリス自閉症協会の映画アナウンスサイト
The Reason I Jump – Brilliant new documentary
posted by kuniko_sakamoto at 20:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報