障害とは社会的障壁のことである。
社会的障壁??
私は「人々が社会的障壁を作っている。」と考えています。
その人々とは、「あなたにはできない。無理だ。今までできていることだけをやるのが無難だ」
という人たちです。
もしハンディキャップのある人がチャレンジしたなら、周りの人たちは「あなたにできっこない。無理」という。ハンディキャップのある人は、この時、障害者になります。
社会的障壁がいたるところにある日本で、それでも、その壁を越えて、外に向かう日本人達がいます。
私がすぐに思いつく日本人は、作家の東田直樹さんとテニスプレーヤーの伊達公子さん。
東田さんは、13歳のとき「自閉症の僕が跳びはねる理由」という本を出版しました。
その本を、あるイギリス人が注目して英訳出版。これに続いて世界22カ国で翻訳、出版されています。東田さんは、発語等にハンディキャップがあります。彼の秀でた言語表現能力を支援し、伸ばし、世界につなげる社会的環境は日本にはまだありません。日本にあるのは社会的障壁です。
それでも東田さんは、世界に出ました。
テニスプレーヤーの伊達公子さんが、初めて世界有数のテニストーナメントに出て、健闘した時の記事を、もう30年前だけど、私は今でもよく覚えています。その記事には「この世界的トーナメントに出場する選手たちは、小さな頃から、社会的に整ったテニス環境で育ってきた。日本の伊達は、審判もスコアラーもいない、ボールを自分で拾わなければならないような国内の試合を経て、世界的トーナメントに出てきた。」
伊達公子さんと東田直樹さんを「特別だから」という人は多いと思います。私は、彼らそのものが「特別」だと思いません。彼らの身近に「あなたならできる」とメッセージを送り続けた個人がいたのだと思う。
来年に向けたメッセージを、自分とこれを読む皆さんに送ります:
「あなたにできるわけない」「そんなの無理」という人々がつくる社会的障壁から離れよう。
障壁をなくすことはできないが、離れることは、自分の意思でできる。
「あなたならできる」「こうすればできる」という人たちに近づいて、自分の隣に置こう。
この人たちと隣人になることは、自分の意思でできる。
自分の今の客観的なレベルを知ろう。
「今のあなたには無理」という人と「あなたには無理」という人の区別をつけよう。あなたを成長させるのは前者の人です。You Can Doing!
posted by kuniko_sakamoto at 16:06|
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