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2014年11月01日

ココアの会


CIPSが2年前の9月に開設して2年2ヶ月経ちました。開設当初に入居された方たちが、今月から来年春にかけて、CIPSから旅たちます。旅たちの会を「ココアの会」と名付けました。

10月31日の午後6時半から、第1回「ココアの会」をやりました。メニューは、ミルクココア・さつまいも・くり・アップルパイ・バナナ・チョコレートクッキーです。
この日の主役は、2年前の9月にCIPSに参加されたAさん。Aさんの新しい生活が11月1日から始まります。

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Aさんが前日にCIPSの庭に置いた「かりん」。いつもなら「生ゴミとして処分するか、土に埋めてください!」と注意するけれど、今回はやめておこうと思います。かりんがAさんのように見えます。
posted by kuniko_sakamoto at 18:13| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年10月29日

集まりの報告


10月19日の集まりには8名が参加しました。

この日のIPS勉強会のテーマは
以下は参加者どれど記:
IPSの三つの視座
@ 恐れではなく、希望に焦点を当てる。
A 助けるではなく、学ぶに焦点を当てる。
B 個人ではなく、関係性に焦点を当てる。
「視座」というのは、新明解国語事典によると、「見方の基礎となる立場」だそうです。
今日は、この三つの視座の根底にあるべき「愛」について語り合いました。そもそも「愛ってなあに?」という問いに対しては、ほんわかほんわかとローソクの火が灯るように、或いは、コタツで暖まるようにふわっとつつみこんでいるものといったイメージが語られる一方、押しつけがましい愛によって、関係性が断たれてしまった経験も語られました。
次に、「自分を愛すること」について語り合いました。健全な自己愛を持ち続けるには、どうしたらよいのか。「自分を愛していないと他人を愛することはできないのでは?」と問われる一方、自分に対する愛を育むことの難しさについて、共有することができました。
改めて、IPSの三つの視座を味わってみると、簡潔に「愛」の作法について語られているような気がしました。

以下は参加者クニット記:
なんだかとても硬い表情をして黙ったままの人が私の目の前にいる。この人は、私のことを拒絶しているの?この人の伏せた目が、ときどき私をみる。私をにらみつけているの?「怖い」と感じる。この人を目の前にして、私の心はものすごい速さで「恐れ」をたどっていく。すると「恐れ」の源で、この人の心と私の心がつながる。「恐れ」の源で、どうすればよいのか、とても困っている心がある。心は「助け」を求めているのではなく、「希望」を求めて探している。私の心がそれを知ったとき、私の目の前のこの人は、名前をもった個人ではなく、抽象的な心そのものになっている。「希望」を探し求めているその心が、ロウソクの炎のように、風にゆれる小さな花のように、私には感じます。
夕方4時半から茶話会をしました。 この日のおやつは
Sasiire1019.jpg


posted by kuniko_sakamoto at 18:59| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年10月28日

今後の集まりの予定


下記の日時で集まりを予定しています。

日にち 11月16日(日曜日)・12月14日(日曜日)
時間 午後2時半から5時半ころまで
場所 CIPSクラブハウスIPS 東京都練馬区谷原
内容予定 
午後2時半〜4時半:ピア・サポートIPS勉強会
IPSをまったく知らない方も大歓迎です。相手の話を聴き、自分ことを伝え、対等な関係を築くIPSを体験できます。
午後4時半〜5時半ころ:茶話会

参加 事前連絡は要りません。途中参加・退出自由です。
費用 無料
問い合わせ クラブハウスこころのリカバリー
Mail: mind.recovery#gmail.com #を@に変えてください。
posted by kuniko_sakamoto at 20:08| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年10月08日

布団のご寄付


布団一式、シーツ、枕、毛布、のご寄付を頂きました。

CIPSでの体験宿泊用に、布団のご寄付を募って2年たちました。これまでに、エアーベット一つ、枕2個、シーツ3枚、毛布5枚、かけ布団2枚、のご寄付を頂きました。綿入れ布団一式のご寄付は初めてです♪嬉しいです♪ようやくこの冬から、体験利用者さんはふかふかの敷き布団で眠れます。
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この2年間に6名の方がCIPSで体験宿泊されました。
posted by kuniko_sakamoto at 19:11| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年10月06日

集まりの報告


9月21日の集まりには10名が参加しました。

午後2時半から4時半までのIPS勉強会では、「世界観はひとりひとり、まったく違う」「自分とまったく違う世界観を受け止めること」を考えました。
(言葉を使うと、抽象的で、わからん <= クニットの感想)
以下は参加者どれど記:
IPSには、次の四つの原理がある。
1.つながり
2.世界観
3.相互性
4.むかうこと
今日のテーマは、二番目の「世界観」について考えた。皆それぞれ異なる経験をし、それぞれ異なる世界観をもって生活している。ここでいう世界観というのは、感じ方や考え方のくせとでもいっていいものだと思う。同じ言葉でも、直感的に思いつくイメージや意味合いはそれぞれ異なっている。つながりのできた同士でそれぞれの世界観を受け止める空間はどのようなものだろうか。つながりあいながら世界観にまで深める対話をするにはどうしたらよいのだらうか。相手方をまず、「受け取る」べきだろうか・「受け止める」べきだろうか・「受け入れる」べきだろうか。お互いの世界観にまで相互の理解を深めるには相当時間がかかるとぼくには思える。日常、自分の世界観だけで処理し、誤解し合っていることが多いことに気づく。まず安心できるつながりのある関係をつくらなければならないことはいうまでもなく、問題解決を目指して○○すべきといった調子で接してしまったため「受け止める」ことすらできなかったことが多かったことに気づく。
以下は参加者クニット記:
受取る・受け入れる・受け止める、の違いを私はこう捉えました。
Aさん「私の〜を受け入れて」
クニット(いや)
Aさん「私の〜を受取って」
クニット(...いやだなぁ...)
Aさん「私の〜を受け止めて」
クニット(...Aさんとの関係がよかったら、受け止めていいかな)

夕方4時半から茶話会をしました。 今日は、Nさんからクッキーの差し入れです♪
集まり140921.jpg

オレンジ・ピール、ナッツ、チョコチップの3種類のクッキー。オレンジの香りが素晴らしいクッキーに感激!写真を撮るのを忘れてしまいました。
posted by kuniko_sakamoto at 10:03| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年09月25日

CIPSの庭


CIPSの庭です♪
CIPS庭02.jpg CIPS庭.jpg

21日の集まりのあと、庭をサンクチュアリにするプロジェクトを担当しているアサさんと「大きな黄色い花がたくさん咲いてるな〜。かぼちゃかな〜〜。かぼちゃだったらいいな〜」と話しました。
アサさん「かぼちゃを4分のいっこ埋めたんですよ〜」
わたし「食べないで埋めたの?もったいないよ」
アサさん「人間ばかり栄養とったらだめですよ。土にも栄養を分けてあげないと。私は美味しいイチゴやオレンジが手に入ると、庭にもおすそ分けしています」

アサさんの愛情をたっぷり受けてか、庭が見事に応えてくれました!!!黄色い花はきゅうりでした!
CIPS庭きゅうり.jpg CIPS庭きゅうり02.jpg

しかも30センチ以上の超巨大なきゅうりが3本!
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posted by kuniko_sakamoto at 12:05| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年09月14日

障がい者就職


朝日新聞デジタルニュースより:障害者就職、4年連続で過去最高 精神が身体を上回る。
厚生労働省は14日、2013年度にハローワークを通じて就職した障害者が7万7883人で、4年連続で過去最高を更新したと発表した。うつ病や統合失調症など精神障害者の就職者数が、初めて身体障害の人を上回った。
posted by kuniko_sakamoto at 16:57| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年09月13日

今後の集まりの予定


下記の日時で集まりを予定しています。

日にち 9月21日(日曜日)・10月19日(日曜日)
時間 午後2時半から5時半ころまで
場所 CIPSクラブハウスIPS 東京都練馬区谷原
内容予定 
午後2時半〜4時半:ピア・サポートIPS勉強会
IPSをまったく知らない方も大歓迎です。相手の話を聴き、自分ことを伝え、対等な関係を築くIPSを体験できます。
午後4時半〜5時半ころ:茶話会

参加 事前連絡は要りません。途中参加・退出自由です。
費用 無料
問い合わせ クラブハウスこころのリカバリー
Mail: mind.recovery#gmail.com #を@に変えてください。

posted by kuniko_sakamoto at 11:32| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年09月11日

ビルドU見学しました


今月、東京神田に開設したばかりの就職サポートセンター、ビルドUを見学しました。

ビルドUは千葉市川のNPO法人NECSTの事業所です。NECSTは市川で、クラブハウスと就職サポートセンタービルドなどを運営しています。クラブハウスと、ビルドの方針になっているIPS(個別就労支援)は、アメリカのマディソンモデル(どんなに重い心の病にあっても、精神科病院でなく地域で暮らしていくための実践)を基本にしています。私は、3,4年前に、NECSTで計3週間実習しました。そのころ毎日たっぷり対話したNECSTのスタッフと、東京神田で出会うなんて、つい2,3日前までまったく予想しませんでした。ビルドUの見学案内で3年ぶりに再会したスタッフのAさんも、IPS(ピア・サポート)を実践されているとのこと。これからのつながりがとても楽しみです!

posted by kuniko_sakamoto at 20:55| Comment(0) | (カテゴリなし)

2014年09月07日

集まりの報告


8月24日の集まりには11名が参加しました。

午後2時半から4時半までのIPS勉強会では、IPSが大切にしている「つながり」を、あらためて取上げました。この勉強会は3年以上続いています。「つながり」は、これまで何度もテーマになりました。
参加者どれど記:
 「つながっている」と感じるとき、どのようなことがおこっているのか。発言内容を注目することが多いが、ことばそのものよりも、話し方・声の調子・話す素振りなどによる影響の方が大きいのではないか。
 トライ1・・・二人一組になって、一方は立って、もう一方は座る。立っている方が黙って見下ろす。見られている座っている方は、どのように感じるか。
 トライ2・・・即席で一分間スピーチをし、聞き手は、声の質や調子・雰囲気についてどう感じたかを語り合った。
 トライ1では、「威圧されているような感じ」というよりも、「見守られているような、暖かい感じ」といった意外な声があった。
 トライ2では、話者自身が想定していない、話す内容と関係のない意外な感想が多かった。

参加者クニット記:
トライ1・・・見上げる・見下ろす
見上げた相手の方が、とても崇高な人に見えた。自分はそんなふうに、相手をとらえるのだな。崇高な人への願望があるのかもしれない。相手を見下ろしている間中、とても落着かず居心地が悪かった。他人を見下ろしてはいけない、といつも意識している自分がいる。
トライ2・・・声・言葉
声と言葉が違うことに気付きました。言葉はとても深刻なのに、声は張りがあって明るい場合がある。言葉を聴いて「大変だな。辛そうだな。」と感じる一方で声を聴いて「大丈夫そうだな」と感じる。そんなとき「大変だね」と応えると、言葉の本人は「別に」と返される。「大丈夫だよ」と応えると、言葉の本人は「ありがとう」と返される。声のほうが、心に正直なんだな。
夕方4時半から茶話会をしました。 今日は、お盆に京都へ行ったKさんから、ひんやり「くずもち」の差し入れです♪
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posted by kuniko_sakamoto at 11:46| Comment(0) | (カテゴリなし)