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2016年12月11日

映画 この世界の片隅に


CIPSの近くで、戦争中の普通の人たちの暮らしを描いたアニメが上映される、と聞いて観にいきました。
主人公は昭和のはじめに広島市で生まれて育ち、呉に嫁いだ若い女性です。嫁ぎ先の家で激しい空襲にあいながら暮らし、実家は原爆で被災。主人公の若い女性すずさん、は架空の人物のようですが、当時の暮らし、風景、空襲の様子、は丁寧に事実確認を行い、描いたそうです。映画の解説には、すずさんは、その時代に生きた「普通の人」とありました。映画を観た私の感想は、「すずさんはIPS(ピアサポート)そのもの」でした。たとえば、義理姉とその娘(6歳くらい。姪)が戻ってきて一緒に住むことになったときの、姪との対話:姪「学校に行きとうない。友達もおらんし」。すずさん「わたしもここに来たばかりは、だれも友達はおらんかった。けどじきに友達ができたんよ。まわりの人たちはみんなやさしいし」。原爆に被災した実家の妹を見舞ったとき:このときすずさんは、はじめて妹から両親が亡くなったことを知らされる。妹「私、よくなるかしら」。すずさん「よくなるよ」。文字におこすと、そっけないやりとりです。それが、広島の抑揚のあることばになると、すばらしいピアサポートなのです。映画を観てあらためて、広島のことばの力と美しさ、を感じました。また、同名のテレビドラマでは、夫となった人がすずさんに次のように語るシーンがあります:「今この瞬間が現実や。過去は夢や」過去から目を覚まして、今この瞬間を生きよう、と言っています。これは、マインドフルネスそのものです。

posted by kuniko_sakamoto at 16:54| Comment(0) | (カテゴリなし)
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