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風鈴亭日乗
起業支援ネット×よのなか×わたし
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1972年生まれ[ 2015年07月16日(Thu)]
わたしは1972年生まれ。
横井庄一さんが帰国されたのと、あさま山荘事件の間に生を受けました。沖縄返還の年でもあります。両親が戦後リベラル、学生運動世代だったこともあり(なんといっても出会いの場が大学の自治会室らしいので)、そんな家庭の空気の中で育ちました。たぶんわたしもその影響をかなり強く受けています。
憲法は日本の根幹をなすもの、というのは、もう理屈ではなく感覚として刷り込まれてしまっています。そして、その肝である9条は、決して「解釈」でどうこうしていいものではない。
ただ、極論の極としてのあさま山荘のこともどこかでひっかかり、「正しいから」という理由で何をしてもよいという雰囲気のある反対運動的なものにも素直に合流することもできず…、もう、正直どうしたよいのかよくわかりません。

民主主義って、人は多様であることが前提で、たとえ意見が対立したとしても、対話をしながらあるべき方向に、少しずつ少しずつにじりよっていくしかないものであり、たとえ、多数決が基本であっても、少数派をないがしろにしていいということではなく、多数決だからこそ、その少数派への配慮が義務として生じると思っていたんですが、違うんでしょうか…。こういうこと書くと「お花畑」とか思われるのかな。まぁいいや。

なので、昨日の強行採決は、本当に「なんじゃこりゃ」だったわけですが、今日も「なんだそりゃ」な出来事が。

中学生の娘から「今日授業で○○先生が"安保法案が通って本当によかった。○○党は○○人ばっかりでスパイもたくさんいる"って言ってたけど本当にそうなの?」と聞かれて、唖然としました。しかも、発言者は20代のまだ若く、そしてとても熱心といわれる先生。
その先生がどんな思想信条をもっていても、まぁ、それは自由。思想信条の自由は憲法に定められているし。だから、居酒屋で友達とそんな話をするのは構わない。でも、教育者の最低限のモラルとして、少なくとも両論併記して生徒自身の思考を促してほしい。

というわけで、娘の許可を得たうえで、即、中学校に電話しました。
当人に連絡するのはやめてほしいという娘の希望もあったし、当人に連絡してもあまり意味がないとわたし自身も思ったので、とりあえず担任の先生に事の次第と特定の国や政党を貶める発言や、世論も割れている事柄についての一方的な情報を伝えることはやめてほしいということを伝えしました。

どうしたらいいのかわからない中だけれど、自分の身の回りの中で「これだけは違う」と思ったときは動く。せめて、子どもたちにその姿を見せることだけはしていきたいと思います。

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https://blog.canpan.info/minakok/archive/182
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コメント
ボチいこに頂きました。Harpoさんがすぐにコメントしています。
Posted by:たによし  at 2015年07月21日(Tue) 19:46

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