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風鈴亭日乗
起業支援ネット×よのなか×わたし
〜起業支援ネット代表のブログです〜
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優先順位[ 2015年03月19日(Thu)]
起業支援ネットは、知る人ぞ知る(?)、「夜中まで働かないNPO」で。
周囲のハードワーカーのみなさんにいつも顔向けできない気持ちがある一方で、そうでなかったら、わたし自身、これまで仕事を続けてくることができたかどうかわからないな、とも思います。
(わたしが10余年前、いわゆる民間企業から転職した一番の大きな理由が、「子どもを保育園に自分で迎えに行きたい!」だったので。なので、割と長い間、NPOって、どこもワークライフバランス重視型の働き方をするものという、大いなる誤解をしてました(汗))

なので、わたしは今でも基本定時(=子どもと一緒に夕飯を食べられる時間)に帰りますが、それでもやっぱり夜の講座をご依頼いただいたり、ミーティングが入ったり、遠方での仕事で泊りだったりすることもあります。
子どもが小さい頃は、月1回程度に抑えていましたが、子どもの成長とともに少しずつ頻度も増えて、今は夜遅くなるのは(飲み会なども含めて)週2回まで、というマイルールになっています。

そのために、仕事関係の方にご迷惑をおかけすることもしばしばですが、ご理解くださるみなさんには本当に感謝しております。
と同時に、自分自身でも、そのために逃してしまったお仕事の機会や、学習や交流の機会の多さを思うと、たまになんとも言えない気分になったりします。
(そう、どっちかっていうと、逃してきたのは仕事の機会よりも、学習や交流の機会だと思う。)

夜の仕事も入らないときは入らないんですが、入るときは立て続けに入ったりして。なので、かなり厳密にスケジュール管理してます(手帳は1か月単位の見開きしか使わないとか、これまたマイルールがいろいろと)。

にも拘わらず、うっかり、4日間連続夜の仕事を入れてしまったことに先ほど気づいてびっくり!
しかも、どれもこれも大切なものばかり。非常に優先順位がつけづらい…。
同じ日、同じ時間帯に予定が重なってしまったのであれば、どちらかを選ぶしかないのですが、そういうわけではないので、「わたしが頑張れば」「子どもたちもこうして少しずつ慣れていくはず」とも思ったり、「いやいや、ここで無理をしてその後に響いてはいけない」と思ったり。
ここの判断が難しい。

まぁ、でも、これまでもそんな選択の連続だった気もします。
例えば。
わたしは仕事と家庭のバランスをとるにあたり、義母にめちゃくちゃお世話になっています。昔、定時になんて帰れたためしのなかった会社員時代、毎日長女を保育園まで迎えに行ってくれたのは義母だったし、わたしが遅くなる時は、子どもたちのご飯をつくってもらったり。もう、最敬礼です。そんな協力的な義母から、わたしが出張か何かで子どものことを見てほしい、とお願いしたときに、「その日は習い事の発表会があるからダメなの。ごめんね」と言われたときに、すごくびっくりしたことを覚えています。
今思えば非常に傲慢な、恥ずかしい話ですが、当時のわたしにとっては、「わたしの仕事」のほうが「義母の習い事」よりも、なんというか、格が上、と思い込んでいたんですね。
でもそうじゃない、ということ。誰にでも暮らしがあって、大切なものがあって、優先順位があるという当たり前のことに気づかせてもらったのが、その時でした。

えーと。なんの話だったっけ。
うん、ここまで書いてみて、4日間連続、子どもたちの力を借りて、なんとかやってみようかな、と思えてきました。なんというか、子どもたちとの時間を大切にしたいというのは、子どもたちのため、というよりも、実は自分のためで。非常に感覚的な話なんですが、やっぱりコミュニケーションの時間が減ると、家の中がざらっとした空気感になるんですよね。で、そういう空気になると、自分自身もダメージを受けて、仕事もうまくいかなくなる気がするんです。
でも、子どもたちも、だいぶ大きくなって、言葉で交し合える部分も増えてきたので、うん、なんとかやりくりしてみよう。

あ、もうひとつ思いつきました!
「夜が仕事なら、昼間に休めばいいじゃない!」(←マリーアントワネット風)
そうだ、その頃は春休み。日中の時間を子どもたちと過ごす時間に充てよう。
…でも最近、そんな風に思って必死で家にいる時間を作っても、当の子どもたちは友達と遊びに行ってしまったりして、ひとりでぽつねんと家にいることも増えてきてるんですよね…。

よし。書いていたら何とかなるような気がしてきました。
うん、たぶんきっと、これからもこんなことの繰り返しですね。
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コメント
問題の核が的確に捉えられているので、話がとてもわかりやすいですね(上から目線で恐縮ですが)。義母の習い事を無意識に軽視してしまった感覚、とても共感します。ただ、出世や銭金のためではなく、人との出会いを通して自分が成長していくために母親が頑張っていることは、子どもたちに素晴らしい「背中の教育」になっているでしょう。
Posted by:たによし  at 2015年03月29日(Sun) 18:05

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