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もうすぐ1年、いま考えること[2012年02月03日(Fri)]
昨年の3月11日から住んでいる世界が変わってしまった。水や空気、家の窓から見渡す山々の景色はなにも変わっていないかのように見える。しかし、事故後1年が過ぎようとしている今でもこの息苦しさはいったいどこからきているのだろうかと、自問の日々がつづいている。

大地震による津波報道に息を飲み込みながら見入っていたとき、すでに福島第一原子炉発電所は重大な局面を迎えていた。翌日、家族を一時避難させる準備をしている最中に、1号機が水素爆発。原子力発電所から45キロ離れた町を後にした。渋滞と地震による亀裂が入った国道4号を南下し、最終的に大阪にたどり着いた。家族には今後福島の家では生活ができなくなるかもしれないことを伝え、私は3月下旬に治療室を再開するため、つづいて家族は娘の学校が始まる4月初旬に福島に戻った。およそ3週間におよぶ避難生活だった。現在、家族は長野県松本に暮らしている。

食べること、息をすること、からだを動かすこと、想いをはせること、そして福島の豊かな自然体系の中に活かされてきた、このあたりまえの日常は一瞬にして崩れ去ってしまった。事故直後はこの事実を受け止めるにはあまりに時間が少ない。収束しない原子力発電所の事故、呼吸と食べるものからの内部被曝に注意を払わなくてならない日々の不安、さらに放射線に対しての考え方の違いから生じる対立の構図は地域や家族を崩壊させていく。原子力という、とてつもないエネルギーは物を壊すだけではなく、地球環境と人と人の関係性まですべてを破壊してしまうものだ。

健康相談開始
この劇的な環境の変化は、治療室の相談内容にも当然のごとく影響を及ぼしている。震災前から来室していた子供たちの中にも、目にクマがでている、下痢が止まらないなどの症状を訴える子供たちの親からの相談が増えはじめる。下痢や鼻血は誰にでも経験する一般的な症状だが,事故後からある特定の人に繰り返し起きている事実から目を背ける事はできない。たしかに得体の知れないものが世界を多い尽し、不安を抱えた心の問題という側面があるだろう。が、不安を不安だと言えないような環境が実に異常事態であることに気づいている人はむしろ少数派だ。現場から聞こえてくる声の一つ一つは大きなメッセージを持っているのである。

ところが、県が雇った放射線専門家は学校や公共施設などで、安全キャンペンを張り巡らす。彼らは年間100ミリシーベルトまでの被爆は安全であるのだという。どのくらい放射線を浴びてしまっているのか?そもそも内部被爆の実態には触れてはいないのだ。事故当初からの政府は正確な情報を出してはいないし、真相はまだまだ知らされていない。

この過酷な状況において、とにかく現場にいなければ問題の解決策を見いだすことは困難であると考えて、福島市、郡山市、二本松市、南相馬市、白河市、須賀川市、飯館村などに足を運び、対策講座と健康相談会を始めることになった。からだの情報が教えてくれる事実に対して早急に現実的な対策を講じなければならない。政府は除染を優先させたいようだが、残念ながらこの環境を元に戻すことは容易なことではない。しかし、すぐに環境は変えられないが、われわれの体は今日から変えることが可能なのだ。方法に奇策はない、むしろ特別なことではなく、今までの経験の中に対処法のヒントがある。
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