2年目となる今年は、「一人ひとりのかけがえのない命の大切さ」をテーマに、JAやすらぎホール美浜、渡辺病院付属会館を会場に参加者35名が学びを深めました。

<プログラム内容>
◆令和4年1月11日(火)
会場:JAやすらぎホール美浜
@「ふくし」とは・・・
美浜町社会福祉協議会 生活支援コーディネーター田中史子
A知ってほしいな発達障害のこと
キャラバン隊ゆめこまち
B事前に知っておく7つのこと お葬式マナークイズ
JAやすらぎセンター 北島 孝昭氏
◆令和4年1月14日(金)
会場:渡辺病院附属会館
@食と乳製品で“健幸生活”元気に長くいきるために!
シーサイドミルク足立 足立史子氏
A介護のプロが津会える介護技術の工夫
老人保健施設サンバーデン渡邉雄太氏
特別養護老人ホームビラ・オレンジ水野仁史氏、和田洋一氏


美浜町社会福祉協議会では、多くの町内小中学校で、「児童・生徒の福祉実践教室」を毎年実施し、「福祉」について学ぶ時間、触れる機会を持っていますが、「自分を含めたみんなの幸せ」「みんながよりよく生きる」ためには、これからの未来を担う子ども達だけでなく、地域住民(大人)も福祉について学び、考える機会を作りたいと企画しました。
はじめに、「ふくしとは・・」について社会福祉協議会生活支援コーディネーター田中より福祉の語源、言葉の意味から地域住民がより良く生きるために「ふだんの くらしの しあわせ」について考えていただきました。「福」という漢字から連想する単語を考え、幸せを伝えるためにどうしたらよいのかを一緒に考えることが、福祉教育であることをお伝えしました。

次に発達障害の理解と題し、キャラバン隊ゆめこまち様から、発達障害者のコミュニケーションの取り方について、どうすると分かりやすく伝えることができるのか、発達障害者には、どのように見えているのかペットボトルを使い、見えている状況から具体的な言葉で伝えるポイントなどを教えていただきました。発達障害児者も周りの人のサポートがあることで同じように暮らせることを学びました。
会場を提供してくださったJAやすらぎセンター北島孝昭さんからは、葬儀形式の変化(家族葬、一日葬)及び事前の準備、知っていそうで知らないお葬式マナークイズを参加者の皆さんと行いました。「忌中」や「喪中」の違いや喪中期間の過ごし方などについて楽しく学びました。
2日目は会場を渡辺病院附属会館に移し、はじめに、株式会社明治特約店 シーサイドミルク足立 足立史子さんから、フレイル予防や乳製品の中に含まれる栄養素を知ることで、健康状態に合わせた食の取り方など詳しくお話しをしていただきました。毎日宅配事業を行う中で、高齢者とのコミュニケーションや、緊急時の連携などについても、早期発見、連絡を行うことでリスク回避ができたことも伝えられました。
今回、シーサイドミルク足立さんの紹介により、森永乳業株式会社様、株式会社おとうふ工房 いしかわ様も福祉と企業連携について関心を持たれ参加してくださいました。
森永乳業様より、カラダを強くする飲むヨーグルト、ミルク生活の提供、株式会社おとうふ工房 いしかわ様よりきらす揚げ、お豆腐ドーナツの提供をいただきました。

後半、特別養護老人ホームビラ・オレンジ和田洋一さん、水野仁史さんからは施設と地域の関わりの中で、「オレンジ昭和村」からみる回想法や、誰でも簡単に社会貢献と題し、エコキャップ運動を通じてワクチンで命を救う取り組みについて紹介がありました。

老人保健施設サンバーデン渡邉雄太さん、黒宮誠司さんからは、介護者は負担を感じやすく、環境整備や介護技術を身につけることと、負担を減らすことができることを伝えていただきました。実技を見ていただきながら誰でも簡単にできるコツを教えていただきました。

(参加者の感想)
・日頃、聞くことが出来ないお話しが聞けてよかった。
・葬儀に際して事前の準備が必要であることを知りとても参考になりました。
・普段場所は知っていても行くことがない会場を使うアイディアが面白かった。
・体も心も充実した時間になりました。
など温かい感想をいただきました。
このように多職種が一堂に関わり、一度の講座で多方面の話があり、企業の地域貢献が活かせ、ふくしの種をまくことができましたことに感謝いたします。
引き続き次年度以降も福祉の種をまき続けていきたいです.
Posted by 美浜町社協職員 at 13:49 | 事業報告(福祉教育) | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)