120118要約筆記の内容A [2012年01月20日(Fri)]
平成24年1月18日 「新しい公共推進指針づくり」 桑部員弁地域円卓会議 記録 A <休憩終了> テーマU.質の拡大について 服部 ・プライドを持って専門性を地域でどう生かせるかが問題。そのための施策、アイデアは?・個々の主体の取り組みを有効にするための仕掛け、そのための人材が「質」につながる。 ・22万人の地域で2人だけがNPO活動により十分な収入を得ているという実態がある。(NPO法人調査による) ・資源のマーケティングにもコーディネイトが大切。 ・市民活動団体は3つに分類される。@自治会、老人会など地縁団体。Aミッション、目的を持った団体。B楽しみのための活動団体 定年退職後いろいろな技術を持って地縁団体に入る人、専門知識をコーディネートして質を高めミッションを持つ団体に入る人、知識を持ち楽しみのための活動をする人、がいる。知識を高めるには収入が必要。団体のための資金をどうまわしていくかが問題。 ・行政の求める質と団体が発揮したい質は違う。誰のためのサービスか?行政と団体の共有する場をもつことで質は確保できるのでは? ・行政の求めるものと団体の求めることがミスマッチすることがある。行政の支援で求めるものは共有できるのでは? ・10数年前から行政、企業、NPOのコラボをやってきたのに、またやるという。それぞれの役割が果たせていなかったためだと思う。マネジメントや評価表の作成まで指導を受け、心躍ったのに、また今、同じことを始めようとしている。行政がNPOを理解しているか?NPOがビジョンを持っているか?行政がNPOを理解していなかった、NPOがビジョンを持たなかったことがうまくいかなかった理由。 ・市民活動センターが行政寄りでコーディネイトの役割を果たせていない。中間の立場であるべきだ。コーディネイトのエキスパートの養成が必要。 服部 ・行政の都合のよいようにNPOを使っているのでは?本当にやりたいことでなく、行政に合わせているNPOが増えているのでは?マッチングできて初めて質と量が確保できる。 ・行政として発言するが、桑名市はNPOと自治会の連携を考えた。地域のためにNPOと自治会が連携できないかと考え、それに対して助成金を出し、事業報告会を開いている。 ・自治会活動にNPOを巻き込む。精義地区では、音楽療法のNPOと自治会が北勢線を利用し、「歌声電車」という企画を行った。 ・行政職員は忙しい。NPO条例でしばるのではなく、職員の市民活動参加のルールを作った。成果報告をホームページで紹介したい。 ・今年度も3月20日に自治会、NPO合同報告会を予定している。補助金事業報告の講評をお願いした市民フォーラム21の方に、NPOと自治会がよく連携できたねと言われた。気軽に参加できることが大切なのでは。 ・多度では、青年団や自警団、消防団に入ることにより社会的トレーニングができていた。それによりリーダーを育てている。ところが、夜警がなくなった。楽しく、目的を持って、経験を積むことが大切。 ・老人クラブが変わろうとしているということを市役所の介護高齢福祉課、桑名市社協に話に行ったところ、市役所介護高齢福祉課は「お金はない」と言い、桑名市社協は「一緒にやりましょう」と言った。 ・老人クラブには旧桑名市で8千人、多度・長島を含めると1万人の会員がいる。生きがい作り、健康つくりなどの内向きの活動だけではなく、おんぶにだっこではない活動をしたい。 服部・行政は自分の権限以外のことはできない。縛りがある。 ・自分のライバルは社会の課題を考えているNPOだと思っている。行政の職員という身分とかたや有給をとって活動するという立場の違い。行政がNPOに理解を示し、行政とNPOが近づくことによって質が上がる。 服部 ・マッチングして資源を有効に生かし質が高まる。しかしマッチングする人がいない。今、何かが動こうとしている。 ・企業としてソーシャルビジネス、収益を確保しながら社会に貢献するということで、くわしん 福祉文化基金がある。年間500万円の助成金を出している。 ・事業として市民活動をする人は質を上げるべき。しかし、市民活動はすべて事業ではない。事業でないものは質をあげるという発想は不要。 ・行政とNPOがすべてイコールではない。すべてマッチングはできない。サービスの特定が必要。 ・NPO、ボランティア団体は質が高いと思う。社協は民間で不公平も可。行政は公平でなければならない。そして今、市民活動を利用せざるを得ない状況になった。任せる質はあると思う。任せる度量があるかどうかだ。 ・子育てを終え、40年の実践経験を持ち、家のローンも済んだ、この人たち(老人クラブ)を生かす。 ・市民活動団体の質の紹介をしたい。 ・コーディネータを目指したい。 ・人材育成をやっている者として、大学、企業は壁が多い。一緒にやる機会を増やす。若い人の参加が大切。 ・今まで市民活動団体は行政におんぶにだっこだった。行政にたよってはダメ。自立が必要。(行政は予算がないと動かない。担当者が変わるとまた説明が必要。) ・今後、公共サービスの担い手は地縁団体だ。NPOと地縁団体のあり方としてよいことだ。 ・当社には定年対象者のインターンシップがある。老人クラブにつなげる60歳へのPRの 場を与えてもらえるとよい。 ・軽く入って地域の活動につながるのが良い。多度の場合、青年団に入って、自然に(自動的に)消防団に入る。知らずに地域貢献を行っている。すばらしいつながりだ。人材育成にも 効果あり。子どもの頃からの教育が良い社会つくりにつながると思う。 ・行政にもマネジメントの手法がせまられる。NPOも自立していったら若い人も就職先としてNPOを選択するようになる。 ・キラキラ基金、小さな基金を立ち上げた。自立する市民活動をみんなで支えあう。よろしくお願いします。 服部 ・今回の円卓会議をフィードバックして4月、5月にキラキラ基金の助成イベントと重ねるかもしれません。 郷司(みえきた理事)・終わりの挨拶 |
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Posted by
のきは
at 16:02