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市民活動応援☆きらきら基金 第13回助成事業報告 [2021年03月21日(Sun)]
4月からオンライン(Zoom)で会議を持ち、コロナが収束しない場合オンラインでの開催も視野に入れ、話し合いを重ねてきました。
9月にはオンライン開催を決定し、運営委員会とは別にワーキンググループによるオンライン開催のための方法を議論し、大枠を決めました。
開催まで1か月を切り、オンライン(Zoom)開催という初めての試みで、どうなるか実験だねとリハーサルを重ねました。会場の通信状況の確認や、ハウリング対応の機材のセッティング方法や、発表団体との打ちあわせなど、どうすればスムーズに進行することができるか、何度もリハーサルを重ね、当日を迎えました。
10時過ぎから機材のセッティングを始め、11時からの本番前の確認では、桑名・いなべの会場を結んで通しのリハーサルを行い、12時5分から3会場を結んで最後の調整を行いました。

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そして、13時30分に桑名・東員・いなべの3会場を結んで本番開始。開催セレモニーが、
「コロナ禍の中でオンライン開催することで、つながり合い、協力し合うことができたのは素晴らしい。また、自分たちも大変な中、市民活動のために寄付をお寄せいただき、今日までに145,093円集まりました。皆さんの好意を大事に使わせていただきます」と、きらきら基金代表小笠原まき子さんの挨拶ではじまりました。次に、東員会場から東員町水谷俊郎町長の「協働という言葉が定借してきましたが、課題も多い。その課題を一つ一つ解決して皆さんと一緒になって地域づくりを進めていきたい」というメッセージをいただきました。次は、三重県ダイバーシティ社会推進課阪靖之課長からのビデオメッセージ「コロナ禍の中、新しい日常に即した新たな試みでの開催を県としても応援していきます」。これは事前にZoomで録画するという試みでした。続いて、いなべ会場からきらきら基金副代表の木下さんがいなべ市日沖靖市長のメッセージを代読「きらきら基金を通じてお互いを知り、つながる良い機会になっている。団体が力を合わせることで、活動の場が広がり、地域の発展につながることを期待しています」。最後に桑名会場から桑名市伊藤徳宇市長のメッセージを運営委員の白尾さんが代読「社会環境が大きく変わる中で、様々な課題への対応が求められている中で、NPO、企業、行政がまちづくりのパートナーとして連携協働していくことは重要である。また、コロナ禍で新たな様式を取り入れ、市民活動の輪を広げ課題に当たることを期待しています」

続いて団体助成では、今回はオンラインということで均等に2万円の助成となります。
東員会場から「みらいへのいっぽ」笹岡さんの発表。「みらいへのいっぽ こども食堂が大切にしていきたいこと・みんなでご飯を食べよう・持ちつ 持たれつの関係・『ただいま』『おかえり』が当たり前に言える居場所」。
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オンラインでつながっている「NPO法人快生教学会」林さんの発表。「訪問介護事業ハートキャッチいなべの運営、認知症予防かのん主催のオレンジカフェ、みんなの居場所づくり地域の縁側・縁結び、4月から訪問介護事業者縁結びを開所。すべての人々が健やかに暮らせる社会の実現を目指していく」。
いなべ会場から「いなべ子育てネットワークいなこね」服部さんの発表。「地域でつながる地域ネットワークづくり、いなべママ夢プロジェクト、いなこねチャレンジショップオープン・委託販売やサロン・ワークショップスペースなど、様々な人が交流できる場所を作る」
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「ママの隠れ家かいじゅう日和」西脇さんの発表。「未就園児のママを対象にサポート、子育ての不安や疲れを癒すお母さん同士の交流の場、リフレッシュできるイベントを開催。ママの時間を一緒に作りませんか」
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いなべ里山を守る会 辻さんからのコメント「地域の課題解決に向けた活動に感銘を受けました。子育て応援、高齢者の生活支援と地域になくてはならない活動、皆さんの活動によって潤いのあるまちになっていくと思います。皆さんの熱い思いをもって活動されている皆さんの笑顔が素晴らしかった」
桑名会場「コミュニティハウス縁」堀野さんの発表。「年齢問わず地域のご縁でつながる交流の場、子育て、学び合い、助け合い、縁で過ごしてよかったなという場所の提供。」
「要約筆記サークルことのは」加藤さんの発表。「要約筆記とは聴覚障碍者、難聴者、高齢者など聞こえない、聞こえにくい方のための文字通訳。聞こえにくい人たちの社会参加をサポートする活動」
「(おかあさんの会)あいうえお」伊藤さんの発表。「絵本の世界を一緒に楽しむ。パネルシアター、わらべ歌など様々な工夫。活動の3本柱、絵本はともだち(幼稚園児以上)、絵本とあそぼっ・あいうえとあそぼっ(未就園児とその家族対象)」
オンラインでつながっている「くわな発達支援塾」山本さんの発表。「軽度発達障害や未診断でつまずきのある子どもたちを対象に心理カウンセリングの提供と個々のニーズに合った学習支援や運動支援、社会性の形成支援などの教育支援事業」
三十三総研(株)先浦さんの講評。「各団体SNSなどを活用して積極的に情報発信している。社会的に不可欠な活動である。縁の活動は、少子高齢化により地域での関係性が薄れる中での重要な活動。ことのはは、難聴者の一層の社会参加の支援に期待。あいうえおは絵本を通じたコミュニティ活動の更なる発展。くわな発達支援塾は、5年で軌道に乗ってきた、子ども達の成長が地域の活力に。」
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質問
・コロナ禍での子ども食堂の運営上の工夫していること(いなこね)
 きずな食堂が開催できないため、民間の飲食店とフードパントリー活動、社協と連携してフードロス企画として地域の人から寄付いただいたものを配布」
・活動の場所をどのように探したか(縁)
 自分達が思っていた事を発信したら、地域で貸してもいいよというご縁をいただいた。
・いなべ里山を守る会の活動が知りたい
 放置された里山を整備して子ども達の遊び場を作る活動。4月に、近くの住宅地をターゲットにイベントを開催予定。
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パートナー事業のプレゼン 寄附額3万円。
「子どもと女性の安心ネットワーク創り」CAPみえ日比野さん、エンパワメントみえ志治さんの発表。「三重NPOグランプリで準グランプリをいただいた企画、ぜひ実現したい。桑名市、いなべ市、東員町の関係団体に呼び掛けました。子どもと女性の包括支援を行うことが目的。イメージ図は、問題を抱えている女性、子どもに対して専門性を持ったNPOとつなげていく。課題によっては団体同士が連携して解決していくため、センターの中にワーキングチームを作り対応する。さらにスーパーバイザー機能も持たせてより早い解決に向かう。個んなセンターを創るためにはより多くの団体が関わっていただかないと成り立たないので皆さんお参加をお待ちしています。」

「日本で生まれた大正琴体験プログラム」シニアカレッジくわな森さん、精琴会佐藤さんの発表。「シニアカレッジは2012年から1年おきに開講してきたが、昨年はコロナの影響で開校を断念、今年度開催に向けて準備中。主旨は、@シニア世代として必要な知識の習得と見識を養う。A桑名の現状と未来について認識を深める。Bボランティア活動を体験する。それぞれの各部門の専門家に学び、健康と生きがいづくりを目指す。市民活動団体との交流の中で精琴会と知り合い、カリキュラムに入れることができた。」「大正琴は大正元年に名古屋の大須で始まった、純日本の楽器です。そんな大正琴の歴史・構造・引き方などを体験し素晴らしい音色を楽しんでもらいたい。」

デンソー大安製作所森さんのコメント「子どもと女性の安心ネットワークは、行政の手の届かないところで命にかかわる問題を抱えている方々の最後の砦として大切な役割を担っている。たくさんのパートナー団体と協力運営することで安心ネットワークを強くすることができる素晴らしい事業。ますます広がって多くの命を救っていただきたい。」「シニアカレッジ2021大正琴プログラムは、文化的な活動で心豊かに、自らが元気に過ごし、さらにまわりに元気を広げる活動。見習って元気に過ごします」
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この地域の未来を担う「高校生の地域社会貢献助成」に桑名北高校と桑名工業高校の2高校がエントリー。2校ともオンラインの発表。
桑名北高校、「人が育つ、学校が育つ、地域が育つ、わくわくコミュニケーション」高柳さん、安田さんの発表。「コミュニケーション授業は、学校でのコミュニケーションワーク(人とのかかわり方を体験して学ぶ)と保育園児とのわくわくコミュニケーション(多度保育所と深谷保育所園児と1年間一対一の交流)の2つで構成。桑名市、保育所、高校の協働事業、今年で14年目。桑名市はこれからの親世代を育てるために中高生の保育体験計画がある。「私の気づきと成長は、声掛けの仕方がわからなく、保育士さんのアドバイスをいただいてうまくいき、相手の気持ちを考えながら話すことに気付いた。将来親しみやすく信頼される保育士になりたい。(高柳)」「14年前園児川で体験、人見知りが強くお姉さんをこまらせたが、その時いただいた写真付き手紙を今でも大事にしている。今のパートナーも将来自分のことを覚えてくれているといい。(安田)」
 コミュニケーション授業は、気づき、改善し、試し、自分で考え、パートナーと一緒に成長する授業。この経験を財産に社会へ貢献できる人材になっていきたい」

桑名工業高校「987MONOづくり工房」小倉さんの発表。「MONOづくり工房の理念は、・ものづくりの楽しさを広めたい。・学校の授業で学べない事にもチャレンジしたい。・伝える事や地域の課題を解決する事により自分たちの知識や技術も高めたい。・地域貢献や人に役立つ事をしたい。活動として、ボールペンづくり、ペーパーウエイトづくり体験、SDGsバッチ制作など。地域の活性化、相乗効果として目に見える形に。卒業後地域の担い手になれるように力をつける」

東員町副町長小川さんのコメント「地域に貢献したいと活動する両行の発表は非常に心強い。これからもぜひ、この地域に残って活躍していただきたい。」

この後、質問タイムを取り、桑名会場内でのやり取りや、高校生やいなべ会場と結んで質疑応答やつながり作りなど、参加者の皆さんからも意見を聞き交流することができました。
そして、太田さんの力作の企業のスライドショー。関わってくださっている企業のロゴマークや発表の風景、社会貢献活動の様子などを見て、改めて、多くの方に支えられているのを実感しました。
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閉会のセレモニーとして、各会場代表の団体に助成金の授与。
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そして、いなべ会場の木下さんから主催者挨拶「はじめてのオンライン開催、無事にできた。きらきら基金は、寄付の文化の醸成と小さな市民活動を応援しようと始まり、小さな市民活動の応援の方は今日の発表を聞いているとクリアできたと思いました。寄付文化の醸成は、始めたころ、寄付がどこに使われているかわからないということでしたが、それも皆さんの活動を知ることでクリアできたと思います。これからもきらきら基金は続いていきます。ご支援よろしくお願いします。」
坂枝さんの絶妙の司会で、5分ほどの延長で全プログラムを終えることができました。
最後に、Zoom越しに全員で写真撮影で終了。

Posted by 近藤 at 23:24
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