キブシ[2026年03月31日(Tue)]
おゆみの道から少し離れているのですが、珍しい木ですので紹介します。語らいの辻
から春の道をおゆみ野駅方向に歩きバザール通りの下をくぐったすぐ左側です。小さ
な花をたくさんつけたカンザシのような花序が鈴なりです。キブシは、キブシ科の落
葉低木で、日本の山野に自生します。早春、葉が展開する前に、淡黄色の小花を連ね
た房状の花序を垂れ下げて咲く姿が特徴で、やや地味ながら風情のある春の景観をつ
くります。雌雄異株で、雄株の方が花序が長く見応えがあります。花にはほのかな香
りがあり、早春に活動を始める昆虫の重要な蜜源ともなります。果実は秋に熟し、か
つてはタンニンを含むため染料やお歯黒の材料として利用され、「五倍子(ふし)」
の名の由来ともなりました。林縁や谷沿いなど半日陰の湿った環境を好む植物です。



