ギンナン[2026年09月10日(Thu)]
*大百池公園のイチョウがたくさんの果実を落とすシーズンになりました。踏みつぶされた果肉が発する異様な臭いがあたりに漂っています。果実は種子と果肉からなり、種子はギンナンとして好まれて食べられます。しかし果肉はくずれやすく水や微生物の影響を受けあの強烈な臭いを発するとされています。この果肉は、においだけではなく刺激性の物質を含むため人が素手で触ると皮膚炎を発症します。このような刺激の強い物質で守られた種子を好んで散布に協力する生き物がいるのかどうか不思議です。調べるとカラスやリスが運んでいることが確認されているようです。種子散布に協力する生き物は広くすべての動物に受け入れられるようにするばかりではなく、特定の生き物と固く結びついたほうが確実であるとの考えもありますし、現に異臭を放つ植物とハエやガの仲間との結びつきはいくつも報告されています。しかし、イチョウの場合、現在の動物との深い結びつきは報告されていないようです。イチョウは非常に古い植物なので、現在の動物ではなくもっと古い時代の大型動物(恐竜?)がこれの散布にかかわったとの見方もあるそうですが、どうでしょう。*



