クズ[2026年09月08日(Tue)]
*おゆみの道泉谷中のあたりのコナラに覆いかぶさっているクズがたくさんの花をつけています。足元にたくさんの花がらがあるので気が付きました。晴れていればこのあたり芳香が漂っているはずです。クズは厄介な植物で、フジと並んで公園や緑地の植栽管理には難敵です。しかし、古来秋の七草のひとつとして親しまれてきました。*当時のクズは、今のように「外来の侵略的植物」という見方ではなく、秋の野に咲く風情ある花として見られていました。さらにクズは、花だけでなく、葛粉の原料や葛湯として古くから利用されてきた植物でもありました。景観だけでなく、暮らしに近い植物でもあったので、昔の人にとって印象の強い草だったと考えられます。クズは「お行儀のよい植物だから」選ばれたのではなく、「秋の野を感じさせる花だから」選ばれたということのようです。



