アカガシ[2026年02月23日(Mon)]
泉谷公園六通口から下に降りる途中に、うろこ状に樹皮がはがれた木があります。下
にはドングリがたくさん落ちています。ドングリの形や葉の形からしてアカガシと思
われます。樹木は成長ともに樹皮を落としますが、コナラ類やシラカシなど他のドン
グルの木では、ここまで顕著に“うろこ状”になる例はありません。なぜそうなのか
を調べました。アカガシで目立つ理由の一つは、樹皮が比較的厚く硬いこと、そして
成長に伴う幹の肥大が持続的であることです。内側(形成層付近)は生きて成長しま
すが、外側のコルク層は死んだ組織なので伸びません。そのため内部との成長差が大
きく、乾湿や温度変化も加わって割れ目が入り、片状にはがれやすくなります。では
こうした性質が「そのために進化した」と言い切れる証拠は多くないそうです。ただ
し、古い樹皮を落とすことで付着した地衣類・コケ・寄生生物を減らす、害虫の隠れ
場所を減少させる、通気性を保つ、といった副次的な利点は考えられます。暖温帯の
湿潤な環境に適応した結果として、このような樹皮構造が保たれている可能性がある
そうです。



