メタセコイアの雄花序[2025年12月30日(Tue)]
泉谷公園のメタセコイアです。しばらく黄葉を楽しませてくれましたが、今ではすっ
かり葉を落とし冬の装いです。しかし、木によっては、あるいは同じ木でも部分的に
細長い房状の穂らしきものをつけたところが見られます。メタセコイアは雌雄異花
で、その雄花序のようです。メタセコイアの雄花序は、細長い穂状(すいじょう)を
なすのが特徴です。多数の雄花が集まって一つの花序をつくり、枝先や短枝の先に垂
れ下がるようにつきます。全体としては房状に見え、春先には黄褐色から淡褐色にな
ります。雄花序の形成時期は前年の夏から秋にかけてです。その年に伸びた枝の先端
付近で花芽として分化し、秋の終わりにはすでに穂状の原形が確認できます。そのま
ま冬を越して休眠し、翌年の3〜4月頃、新葉の展開直前から同時期に開花します。こ
のように、雄花序は長い準備期間を経て春に機能する点が、メタセコイアの生殖生態
の特徴らしいです。



