
ヤマブキ[2025年04月11日(Fri)]
さくらがほぼピークを過ぎあちらこちらで桜吹雪が見られます。これはこれで風情が
あり十分楽しめますが、もうヤマブキが咲きそろいつつあります。春はウメに始まり
ヤマブキで終わるというそうです。写真は大百池公園民家側水路沿いのヤマブキで
す。ここは雑木が旺盛でヤマブキが消えつつありましたので昨年何回かその刈り取り
を行いました。しばらくすれば、樹勢が回復し見事な景観になることを期待していま
す。ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で道内以南の全国に自生しているそうで
す。なぜか万葉の昔からヤマブキはカエル(カジカガエル)とセットでうたわれてい
るそうです。いくつかネットで拾いました。「かはづ鳴く神奈備川に影見えて今か咲
くらむ山吹の花(万葉集:厚見王)、蛙鳴く井出の山吹散りにけり花の盛りにあはま
しものを(古今集:詠み人知らず)」、「山吹は咲かで蛙は水の底(鬼貫)」、「山
吹や喉がふくれて啼く蛙(高濱虚子」」ヤマブキの自生地が渓流脇に多いのでこのよ
うになったのでしょうか。