
桜の根から花?[2025年04月01日(Tue)]
大百池公園の北側道路近くのソメイヨシノです。太い根が縦横にむき出しになってい
てそのところどころから何本か茎が立っていて、ご丁寧に花も咲かせています。幹に
直接花を咲かせている桜の木はよく見ますが、地上をはっている根から子株をだして
いる桜もたまに見かけます。通常植物の芽が形成される場所は決まっていて茎の先端
と葉と茎の間ですが、それ以外の場所でも、たとえば幹や根などでも形成されている
ようです。これらは成長とともに発芽することなく木の組織に埋め込まれてしまうの
ですが、植物本体がピンチになると働き始めるそうです。胴ぶきの芽、ヒコバエ、地
上を這う根からでる芽などがそのようです。これらはその植物の状態が良くないこと
を示すサインであり、この仕組みは植物にとって保険のようなものと書かれていまし
た。そんな目で改めて遊歩道のサクラを見ると悲鳴を上げている木の多さに驚きま
す。