
タブノキ[2025年01月08日(Wed)]
大百池公園京成線の高架脇にタブノキが何本か植えられています。タブノキはクスノ
キ科タブノキ属の常緑高木で本州以南の暖地の沿岸に自生している在来種です。常緑
樹らしく大きくて厚い葉っぱも特徴ですが、今回の注目点は枝のてっぺんについてい
るその芽です。冬越しの木の芽の多くは寒さ対策なのでしょうウロコ状の小片で覆わ
れています。木の芽にはのちに葉となる葉芽、花となる花芽があり、その形も違って
いますので、慣れれば見分けることが出来るそうです。しかし、タブノキの芽は花芽
と葉芽が一つになっていて混芽(こんが)と呼ばれているようです。花芽、葉芽別々
に越冬対策のウロコ状の小片をつくるより効率的だからこうしたのかどうかわかりま
せん。植物の世界では、アオキ、カツラ、ニワトコ、クマシデなども混芽をつくよう
で珍しい現象ではなさそうです。ところで葉芽、花芽はヨウガ、カガと読むのか正解
だそうです。