カツラ[2024年10月19日(Sat)]
大百池公園のカツラの黄葉が見頃を迎えています。カツラはカツラ科カツラ属の落葉
高木で、鷹さ30m,幹まわり20mもの大木にまで育つとされています。兵庫県には推定
樹齢2000年という樹木もあるそうです。木姿が美しいので公園樹や街路樹としても利
用されており、おゆみ野ではおゆみの道の信号辺りの街路樹あるいは泉谷公園でもこ
の木を見ることが出来ます。今の時期、特に雨が降ったあとにはカルメラのような甘
い香りがあたりに漂っています。香りの成分はマルトールで、「マルトールはカツラ
の緑葉には少なく、(中略)葉が老化段階に入ったり、乾燥したりすると増加する
(多摩森林科学園)」とありました。細胞が老化あるいは死んだあと細胞成分間の化
学反応によってマルトールが発生すると推定されていますが、他の植物ではなぜ起き
ないのかなどこのメカニズムはまだはっきりわかっていないようです。