イチモンジセセリ[2024年10月14日(Mon)]
泉谷公園の花壇で目立たない地味はチョウが花の蜜を吸っています。イチモンジセセ
リとおもいます。捕まえて調べたわけではありませんので、近縁の別の種かもしれま
せん。イチモンジセセリの幼虫はイネ科植物を食草としており、田んぼの害虫として
嫌われ者とありました。ところで、チョウの仲間の冬越しの方法は、成虫、サナギ、
卵などさまざまですが、このチョウは幼虫の状態で冬を越すそうです。この時期、イ
ネ科植物の地上部は枯れていてエサにはなりません。地表の枯れ葉などの下でじっと
しているものと思われます。言ってみれば冬眠状態です。卵やサナギの状態で越冬し
た方が安全のように思われますが、春一番に若い葉っぱを独占的に利用するという生
存戦略と思われます。幼虫で越冬するチョウの仲間はセセリチョウの仲間、ヤマトシ
ジミ、ツマグロヒョウモン、オオムラサキなど多くの種がそのようです。



