
カワウ[2024年02月26日(Mon)]
雨の泉谷公園下ノ池でカワウが羽根を休めていました。いつもは池の向こう側にいる
のですが、雨で人がいないせいなのか、こちら側にいましたカワウは比較的大型の野
鳥ですが、数奇な運命をたどってきました。かっては全国どこにでもいたのですが、
明治以降の野放図な狩猟や戦後の河川の水質悪化によるエサ不足が原因で1971年の繁
殖地は全国で3か所にまで減少してしまったそうです。しかしその後は、水質浄化が
進み、エサとなる水産資源が増加したことやヒトによる狩猟圧も減少したことなどに
より、繁殖地は拡大し続けており、
漁業被害など人間社会との摩擦も生じています。自然との調和は口で言うほど簡単で
はなさそうです。