
ニホンアカガエルの産卵[2024年02月07日(Wed)]
2月5日泉谷公園ビオトープでニホンアカガエルの産卵を確認しました。この冬初めて
の産卵です。これから続々と産卵が始まるはずと期待しています。ニホンアカガエル
は、その生息環境が著しく狭められており、千葉市、千葉県とも、最重要保護生物に
指定しています。ニホンアカガエルの親は、厳寒期の今頃冬眠のさなか起きだし卵を
産み、また春まで冬眠するそうです。寒さが厳しい時期ですので、卵や孵化したオタ
マジャクシは凍死のリスクがあります。なぜこんな時期に産卵するのでしょうか。ニ
ホンアカガエルは両生類には珍しく寒冷地に適応するように進化したそうです。寒い
時期はエサなどをとりあう競争相手は少ないので独占に近い状態です。また、捕食者
のヘビやザリガニなども活動を始めていません。厳寒期に繁殖することによって、種
をつなぐことができているようです。彼らなりの生存戦略があるようです。