
ヤドリギ[2023年02月27日(Mon)]
大百池公園から泉谷公園までの落葉樹にヤドリギがたくさんついています。今の時
期、よく見ると丸い実をたくさんつけているのが確認できます。ただし、ヤドリギは
雌雄別株ですのですべての株に実がついているわけではありません。大百池公園の半
島の先端にあるこの木は低い位置についていますので、観察するには最適です。ヤド
リギは、水や無機栄養分を宿主である樹木から横取りして光合成をおこないますの
で、半寄生植物とされています。あまり一度に大量に横取りして宿主が枯れてしまえ
ば、自分も破滅ですので、一節1年とゆっくり成長します。病原菌が次第に弱毒化す
るのと同じようなことと思います。この実は、珍しい北からの野鳥レンジャク類の大
好物です。今の時期ヤドリギを見るたびこれがいないか確かめているのですが、今年
はまだあっていません。(この記事を書いたあと、今日の午後、泉谷公園にてヒレン
ジャク?数羽が飛び去るのを見ました。)