
ミシシッピアカミミガメ[2023年02月14日(Tue)]
真冬でも暖かい日には甲羅干ししているミシシッピアカミミガカメをたまに見かけま
す。日本にいるカメの仲間は気温が下がってくると代謝を下げ水底で冬眠に入ること
はよく知られています。しかし、はちゅう類であるカメは肺呼吸なので、窒息しない
のか不思議でした。井の頭公園の関連ページに次のような記載がありました。「(ミ
シシッピアカミミガメは)喉や腸から水中の酸素を取り込む能力があるので、体温が
下がり代謝が低下する冬は肺呼吸をしなくても生きていられるのです。
https://www.bun-shin.co.jp/post-388/」。ところで、ミシシッピアカミミガメはア
メリカサリガニとともに本年6月1日より条件付き特定外来生物に指定されるそうで
す。特定外来生物は飼育、輸入、譲渡、放出が禁止されていますが、これらは販売、
頒布の目的以外の飼育、譲渡は許されるそうです。個人の楽しみの範囲での飼育は許
されるということですが、飽きたから野外に放流するのはご法度です。罰則は意外に
重く最高刑が懲役3年又は罰金300万円あるいは併科ということす。ミシシッピアカミ
ミガメの飼育下の寿命は40年ということですので、飼育するには相当の覚悟が必要で
す。