
ツワブキ[2022年11月07日(Mon)]
おゆみの道の泉谷小学校付近の水路脇でツワブキが咲いています。キク科ツワブキ属の多年草で本州福島以南の林縁や海岸の岩場などが自生地とありました。冬から春先にかけて出る若葉は積んで塩ゆでにすると美味しいらしいです。また、キャラブキは普通フキの佃煮ですが、地方によってはこれを使うこともあるそうです。日陰にも強く、常緑で葉に光沢があり美しく、初冬に花を咲かせますので、好んで庭に植えられてきたそうです。「庭石や草皆枯れて石蕗の花(正岡子規)」。石蕗はツワブキと読むのですが、字余りです。漢字源で調べると「つわ、つわぶき」とありました。これで字余りにならずに済みました。逆に、「つわ」を岩波国語辞典で引くと載っていません。もう少し厚い大辞林、大辞泉には「ツワブキの別名」とありましたが、とてもむつかしい漢字が充てられていました。「橐吾」、これが読める人はまずいないと思います。(それにしてもこんなむつかしい漢字が出てくるパソコンもスゴイ!)