
冬羽・夏羽[2022年10月28日(Fri)]
このところ気温もずいぶん下がってきています。大百池にはコガモ、マガモ、オオバ
ンなどの冬鳥が徐々に戻ってきています。アップの写真はハシビロガモのオスです
が、鮮やかな繁殖期の羽根に変わりつつある途中と思われます。ネコやイヌは季節に
より毛が生え変わりますが、野鳥も同様に羽が生え変わり外観が変化する種が多いよ
うです。一般に繁殖期の羽を夏羽(生殖羽または繁殖羽)、非繁殖期の羽を冬羽とい
います。しかし、カモの仲間の多くは今の時期から徐々に繁殖羽になりますので、冬
の時期に「夏羽」で、夏の時期に「冬羽」というおかしなことになります。東京ズー
ネットには「エクリプス(非繁殖期の羽:報告者注)から冬羽に生まれ変わった羽は
美しく・・・」とありますので、ここでは「繁殖期の羽=夏羽」という基準にとらわ
れていないようです。