
オオトビサシガメ[2022年05月14日(Sat)]
大百池ほとりのアジサイの葉っぱの裏で大きなカメムシがほかの昆虫を抑え込んで食
事中でした。オオトビサシガメといい、3pほどもある日本に棲むカメムシの仲間で
は最大級だそうです。カメムシはカメムシ目の昆虫の総称として使われますが、カメ
ムシ目は大きく3つのグループに分けられるそうです。一つは、意外ですが、セミ、
アメンボ、アブラムシなどカメムシの仲間と思われていないので、カメムシとは呼ば
れないグループ。もう一つは、主として植物食のグループで農業害虫として嫌われて
いるグループ、3つ目はサシガメの名のとおり主としてクモや昆虫を捕食するサシガ
メのグループです。このグループは農業害虫を捕食しますので、歓迎されているかと
思うと、意外にも嫌われ者です。越冬のため大挙住宅に侵入したり、ベランダの洗濯
物に集まり、不快な臭気をふりまき、場合によっては刺すこともあり、不快害虫とさ
れています。人間にとっての都合ですのでサシガメにとっては迷惑な話かもしれませ
ん。オオトビサシガメは、ネットで即決700円とありました。好きな人もいるようで
す。