
ムラサキサギゴケ[2022年05月01日(Sun)]
大百池公園下流の池のほとりで、ドクダミ、ヘビイチゴ、オオバコなどに混じってム
ラサキサギゴケが咲いています。泉谷公園菖蒲田脇でも見られます。紫―鷺―苔と
いってもコケの仲間ではなく、れっきとしたタネで増える被子植物です。とはいって
も、このところ所属の科はゴマノハグサ科からハエドクソウ科に、さらにサギゴケ科
(APGV)へと変遷し、やっと落ち着いたようです。遺伝子による分類といっても仲
間分けは一刀両断というわけにはいかないようです。さて、ムラサキサギゴケです
が、本州から台湾、中国を自生地とする在来種の多年草です。日たたりの良い比較的
湿った場所で多く見られます。このころイチゴの様にランナー(送出枝)を出し広
がっていきます。こんな小さな花を好む方も多いようで、シロバナサギゴケ、モモイ
ロサギゴケ、ジャカゴソウなど、人気の変種や品種も知られています。