ハンノキ[2022年01月20日(Thu)]
大百池畔のハンノキの雄花序が目立つようになってきました。紫褐色の円柱形でしっ
ぽの様でもあります。これはオバナの集合体で間もなく開花すればカンザシの様に垂
れ下がります。ハンノキは全国の低湿地に自生する落葉高木で建築材、土木材、パル
プなどに利用されているそうです。変わったところでは戦前コーリン鉛筆が鉛筆の材
料としてこの木を使ったそうです。鉛筆の材料は北米原産のヒノキの仲間であるイン
センスシダーが良く知られていますが、明治のころ国産鉛筆の国内生産がはじまって
以来ビャクシン、イチイ、ホオノキ、カツラ、ヒノキなどさまざまな材料が使われて
きたそうです。今では安い鉛筆のほとんどは中国産ですが、シナノキやポプラの仲間
の樹木が使われているそうです。コーリン鉛筆といえば、一定の年齢層以上の方には
三菱、トンボと並んで懐かしいブランドですが、1997年に倒産したそうです。しか
し、海外法人のコーリン鉛筆タイランドが日本法人を設立しコーリンブランドを展開
しているそうです。今日は、話がドンドン横にそれてゴメンナサイ。