ウチワヤンマ[2021年06月24日(Thu)]
大百池でウチワヤンマが飛んでいました。比較的大型のトンボでしっぽの先に半円形
の付属物がありますがこれをうちわに見立ててこの名がついたと思われます。写真を
よく見ると1枚ではなく2枚であることがわかります。ヤンマと名がついていますが、
サナエトンボ科だそうです。しっぽが特徴的です野で簡単に見分けられます。また、
ヤンマはあたりを見下ろすように悠然と飛びあまり止まっているのは見られません
が、サナエトンボの仲間はある程度飛翔したらすぐ休むのが特徴とありました。その
せいなのでしょう、岸からすぐ近くの枯れ枝に止まってくれましたので写真を撮るこ
とができました。千葉市レッドブックによればウチワヤンマは最重要保護生物とされ
ています。ここ大百池は千葉市の公園の中では有数のトンボの観察地点とされていま
したが、最近ではずいぶん観察できる種の数と量が減っているように思います。周辺
の宅地化もありますが、コイ、ブラックバス、ブルーギル、ウシガエルなどの外敵の
増加が原因ではないかと思います。