
フユシャク[2021年01月05日(Tue)]
大百池公園城ノ台のトイレの壁に蛾が何匹かとまっています。冬の間、虫に出会うこ
とはほとんどありませんが、この蛾は冬に出てくる変わった生活サイクルをもってい
ます。フユシャクといい、冬に発生するシャクガ科の総称で日本には30種ほどいる
そうです。蛾は幼虫の時代は個性的ですが、成虫になると地味な姿のものが多く素人
にはなかなか識別が尽きません。このフユシャク成虫になるとエサも水も全く取らな
いで繁殖活動に専念するそうです。雌は翅が無く大きく移動できませんので、雄が
フェロモンを頼りに探しているのでしょうが、雌の姿を見たことはありません。この
蛾、尺取り虫時代に蓄えたエネルギーで飲まず食わずのまま1月程活動できると記さ
れていました。