
オオバン[2020年11月27日(Fri)]
大百池のオオバンが徐々に増えてきています。遠目には全身が黒くて額のあたりが白
い水鳥ですから一度見ればほぼ間違えません。冬の大百池ではカルガモ、ハシビロガ
モとともに主役です。水上に浮かんでいることがほとんどですが、陸に上がってエサ
を撮っていることも珍しくありません。千葉県、千葉市ともに「要保護生物」に指定
していますが、このあたりでは内陸の湖沼から千葉港内などの海でも普通に見られま
す。60年代までは東北以北で繁殖し、冬を越すため南に渡ってきたようですが、今
では本州のほとんどの地方で繁殖の記録があるそうです。千葉県では手賀沼で繁殖し
ているそうですが、大百池では春になると飛びさっていきます。大百池でオオバンの
親子を眺めてみたい思いはありますが、温暖化の進捗をあらためて実感するのであれ
ば困ったものなのでしょう。