ダーウインと花粉症[2020年01月25日(Sat)]
そろそろ杉花粉が飛ぶシーズンとなります。花粉症患者にとっては一年で一番うっと
うしくて気合いが入らない季節です。岩波書店が出している雑誌に「世界」がありま
す。この雑誌、政治経済中心の堅い雑誌ですが、1月号より花粉についての連載が始
まりました。花粉は恐竜が活躍したジュラ紀に発生したことや、役割、花粉研究の歴
史などが書かれています。これらは初めて知ることばかりですが、もっともびっくり
したのは、「花粉症の原因植物がほぼ風媒花であることを最初に指摘したのは」ダー
ウインであると書かれていたことです。さらにチャールス・ダーウインは「37年間植
物の受精の仕組みを詳しく観察し、進化論の核心部門に関する理論構築を行った。」
と書かれています。ダーウインについてはビーグル号でガラパゴス島に寄ったとき、
その群島に棲むフィンチの形態が多様であることを観察し進化論を思いついた、とい
う程度の知識しかなかったので、正直たまげました。しかし、ネットで「ダーウイン
花粉症」で検索しても何も引っかかりませんでした。