チャノキ[2019年10月29日(Tue)]
泉谷公園の小谷口(こやつぐち)から入って20mほど左側でチャノキが花盛りです。
やや盛りを過ぎたころかも知れません。チャノキはお茶の木でヤブツバキやサザンカ
と同じツバキ科ツバキ属の常緑樹ですから、花もそれらに似ているといえば似ていま
すが、やや下向きに咲いているようにも見えます。お茶の木は奈良時代に薬用として
日本に持ち込まれ、鎌倉期に禅宗の広がりとともにお茶をのむ風習が定着したと記憶
していたのですが、異説もあるようです。縄文遺跡からこの種子が出てきたり、西日
本の山野で「自生種」と思われる野生株が報告され、日本自生種説を主張する学者も
いる(いた?)そうです。しかしやはり中国よりの渡来説が多いようです。飲むお茶
には緑茶、紅茶、烏龍茶など様々ですが、これらはすべて同じ種からつくられ、加工
方法の違いだそうです。もちろんチャノキも改良が行われたくさんの品種があります
ので、緑茶に向く品種、紅茶用の品種などは当然あると思われます。