コムラサキ[2019年10月05日(Sat)]
おゆみの道の泉谷橋近くにある石橋の両脇でコムラサキが紫色の実を付けています。
コムラサキは同属のムラサキシキブと区別されないでそう呼ばれることが多いようで
す。プラタナスやピラカンサはそれぞれいくつかの種を区別しないで属名で言うこと
がほとんどです。ある木を指してプラタナスといったら、いや違うこれはアメリカス
ズカケノキだなどと言われたら多少興ざめする場面もあります。しかし、別の種です
からキチンと区別した方がよいという考えも理解できます。ムラサキシキブもコムラ
サキも落葉低木ですが、コムラサキの方が小振りなのに果実が密生して見栄えが良い
ので庭木に使われているのはほとんどこれだといわれます。本物のムラサキシキブは
この辺りでは普通に自生しており、泉谷公園や大百池公園でも林縁でみられますが、
まだ色づいていませんでした。コムラサキは少なく地方によっては絶滅が心配されて
いるそうです。ムラサキシキブとコムラサキの手っ取り早い見分け方は図をご覧下さ
い。