有吉公園の水路脇でマテバシイがたくさんドングリを落としています。マテバシイはブナ科の常緑高木で、厚く光沢のある葉と大きめのドングリが特徴です。日本固有種とされています。暖かい沿岸部に多く、房総半島南部ではとくによく見られます。千葉県で多い理由の一つとして、海苔養殖との関わりを指摘する説があります。昔の海苔づくりでは、枝を海に立てて海苔を付着させる海苔ヒビにマテバシイが利用されました。成長が早く、伐ってもひこばえを出しやすいため、材料として都合がよく、沿岸で植えられ広がったと考えられています。自生もありますが、千葉で目立つ多さには、こうした人の利用の歴史が重なっているようです。**