ハナミズキ[2026年09月12日(Sat)]
*おゆみの道・谷先橋あたりにあるハナミズキの実がきれいに色づいてきました、同時に葉の紅葉も始まっています。*ハナミズキは、北アメリカ東部原産のミズキ科の落葉高木。4〜5月、白や淡紅色の花のように見える総苞片を広げ、秋には紅葉と赤い実を楽しませてくれます
この木には、日米の歴史を物語るエピソードがあります。1912年、東京市がワシントンに約3,000本の桜を贈った返礼として、1915年、アメリカからハナミズキが日本に贈られました。ところが、その後日本が米国に奇襲攻撃、両国は戦争に突入し、友好の象徴だった樹木をめぐる状況も一変します。ワシントンでは1941年、真珠湾攻撃の直後に桜が4本切られました。一方、日本ではほとんどのハナミズキが伐採されたといわれていますが、日比谷公園にはその子孫(後継樹)が残っているそうです。戦後、両国では桜やハナミズキを再び育て、植え継ぐ取り組みが進みました。ワシントンの桜は今や世界的な名所となり、ハナミズキも日本各地に根づいています。花木は、戦争によって傷ついた関係を越えて、人と人を結ぶ「生きた記憶」となっていくと良いのですが。



