コイ[2026年02月14日(Sat)]
大百池のコイです。近くに餌やり禁止の看板が控えめに立っていますが、餌を与える
人が絶えません。そのせいで、手ぶらで池のふちに立ってもたくさんのコイがあつま
り水中でひしめき合っています。大きなものは70cmほどもありそうですし、ニシキゴ
イも混じっています。コイはアジア原産の淡水魚で、湖沼や河川のゆるやかな流れを
好みます。雑食性で、水底の泥を吸い込みながら植物片や水生昆虫、小型甲殻類など
を選り分けて食べる「底生食者」です。現在、公園の池や都市の水辺に見られるコイ
の多くは、もともと食用に品種改良された系統が放流され定着したものとされます。
繁殖力が非常に強く、池などの閉鎖水域では個体数が増えすぎ、水草や水生昆虫を食
べ尽くし、底泥をかき回して水を濁らせることがあります。その結果、水中の酸素量
が減り、他の魚や水生植物が生きにくい環境となります。
野生のコイは本来、有機物を分解・循環させる役割を持っていましたが、人為的に増
えすぎ生態系のバランスを崩す「困った存在」になってしまいました。



