セイタカアワダチソウ[2025年10月15日(Wed)]
泉谷公園上ノ池の縁でセイタカアワダチソウが花盛りです。キク科アキノキリンソウ
属の多年草で北弁原産の多年草です。アメリカでは蜜源植物として重要視されていま
すしアラバマ、ケンタッキー、ネブラスカでは州花とされていますので日本と違って
親しまれている草花のようです。日本には観賞用に明治のころ持ち込まれたようです
が、敗戦後爆発的に各地に広がりました。一時は秋のススキ原が黄色にそまり、日本
の秋の景色を変えるほどになりましたが、その後急速に衰退し各地でススキ原が復元
しているようです。おゆみ野でも調整池をはじめ一時の勢いは見られなくなっていま
す。各地に広がった原因も衰退の原因もセイタカアワダチソウの持つアレロパシーに
よるものといわれています。他の植物の生育を阻害する作用を持つ物質を根から分泌
することにより他の植物との競合を勝ち抜き分布を急拡大したとされています。しか
し皮肉なことにその物質の自家中毒により衰退に向かったとされています。栄枯盛
衰、日本人好みの推移をたどったようです。



