
クリの花[2025年06月06日(Fri)]
大百池公園城の台でクリの花が満開です。クリはブナ科クリ属の落葉高木で栗の実の
ほか建築用材としても縄文の昔から人々の生活になくてはならない植物でした。クリ
の花は雌雄異花で穂にびっしりついているのが雄花で、雌花は同じ軸の根元付近につ
くそうです。あたりに異なにおいを漂わせていますが、「芳香」と書かれた説明もあ
りましたので、人さまざまです。虫もそうかもしれませんが、よく見るとたくさんの
虫が集まり何やら忙しそうでした、ところで「栗花落」」と書いて「つゆり」と読む
そうです。梅雨入りのころ栗の花が落ちるので「つゆいり」と読みさらに短く「つゆ
り」になったそうです。句を詠む場合、4音では読み難いので、3音になったとの説
明もありました。しかし、著名人がつくった「栗花落」の句は見つけられませんでし
た。ところで、「五月七日」も「つゆり」と読むそうです。旧暦の5月7日頃、梅雨入
りするということがその訳だそうです。今年の旧暦5月7日は6月2日ですが、栗の花は
まだ最盛期で落ちるところまでいっていません。