
オオヨシキリ[2025年05月23日(Fri)]
大百池の中州の雑木のてっぺんでオオヨシキリが盛んに鳴いていました。京成電鉄高
架側のアシのてっぺんにもう一羽がいて、競い合っていました。オオヨシキリの越冬
地は東南アジアで、日本には繁殖のためやってきます。はじめにオスがやってきて、
なわばりを確保し、その後やってきたメスがそのなわばりの中に巣をつくるかどうか
判断するといわれています。優勢なオスは広いなわばりと複数のメスを確保するそう
です。貧弱ななわばりでは子育てがうまくいきませんので、メスに見向きされずつが
いを形成出来ない雄もめずらしくないようです。そういえば、何日か前、泉谷公園四
阿下の貧弱なアシの中で「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴いていましたが、今はいま
せん。さすが貧弱なアシ群落と人通りの多さに「こりゃダメだ」と思ったのかもしれ
ません。その鳴き声から行々子(ぎょうぎょうし)とも呼ばれます。「行々子口から
さきにうまれたか 小林一茶」